黒酢の酢豚の裏話
今はちょっとした中国料理店のメニューにある、当店の名物とかでも売っている所もある。
時々、料理雑誌に黒酢の酢豚。
黒糖醋肉・・・
中国にはこのメニューは見かけない。
私が昔、昔、多分、東村山の万豚記で煮た肉を使って作った。
その時黒酢を使い、黒光りしたタレで作った。
お客様に黒酢が臭く、これ腐っている、変な臭いがするといわれたのを覚えている。
あの時に種々言われた。
それは黒酢です、といったらごまかすなとも言われた。
真っ黒な、ケチャップを使わない酢豚を作りたくて作った。
その時は誰も取材してくれなかった。
今でも紅虎餃子房のメニューにある。
こう書くと、俺が一番先だと自慢している様でいやらしいが、私が考えたといっている人もどうかと思う・・・
料理に特許もありません。ちょっとまた面白い話をしましょうか。
麻婆豆腐。
赤黒く、ドス黒い迫力満点の麻婆豆腐。
あれもまぎれもなく中島武が作ったもので、本場現地に行くと、あんなド迫力のものはありません。
もっとシンプルなものです。
どっちがいいといっていません。
私は両方好きです。
でも本場麻婆豆腐と思って、黒赤のド迫力の麻婆豆腐、食べるとその気にもなります。
本当は中島武の麻婆豆腐なのです。
ではでは暑いですね。暑気払いに麻婆豆腐を作って食べてみましょう。
山椒のきいたシンプルな麻婆豆腐、豆腐は絹ごしです、ごはんと食べると最高です。
良かったら、食べにきてください。
18~19時頃、作って食べております。
ご馳走します。
銀座コリドー胡同マンダリンシノワホール 。
ではでは。
中島武