たばこ | 中島武オフィシャルブログ「中島武日記」Powered by Ameba

たばこ

俺のあの娘は煙草が好きで いつもプカプカプカ…


こんな唄があった。煙草には僕なりの思い出がある。

だいたい早くはちょいとワルな中学校位からタバコを吸いだす

得意そうな顔してふかす。中学不良のシンボル。

そして高校。こうなると不良とかでなく、なんとなくちょっと遊んでいる奴はタバコを吸っている。

高校生でタバコを吸うと停学とかになる。

ちょっとした罰である。

私はその頃は一切タバコを手にしなかった。

悪いことをする。タバコとか万引きとか、薬とか。

高校時代、皆ちょろっと悪い奴はしていた。

でもめっきりしなかった。

理由は確固たるものはなかった。母が悲しむのがいやだった。


ケンカとかそういう事は、母は九州の女で、なんとも思わない。

強いことが自慢だ。

でも私、気も根性も座っていない。只単なる気の小さな少年だった。

だからタバコも吸わずだったんだ・・・

大学生になって、大人になってもタバコは吸わなかった。


母が死んだあと、時々他人の煙草を手にする・・・

夜中、店づくりでヘトヘトになる。軽い軽いマイルドセブンの1mmを吸う。

いろいろなことが頭に浮かぶ。タバコを口にしているのは多分3分位だろう。

私の場合、けむりをスーと吐く。

心の中の何かが吐き出される。疲れもすーと消える。


タバコは意気地の無い青春を思い出す。

あの時この時、そして昔を想いだす。

また一人で煙草に火をつけてみようかと思う。


世の中禁煙、分煙いろいろです。

私は人に迷惑を与えるタバコは嫌いです。


でも素敵なタバコもありました。

遠い昔、好きな女の人がいました。

その女性、煙草を吸いました。

煙草を吸う横顔が実に美しい。

よくケンカした。彼女はイライラしてタバコに火をつけてました。

その姿をずーっとずーっと見ていました。


イイ女はタバコが似合っていた。