~八人の侍~ お茶会にて
5月14日
ついに今日、この日が参りました。
清澄庭園の中にある涼亭にてお茶会。
亭主は中村孝則さん。実にイイ男である。
そして波止場親子(家紋などのお仕事をなさってます。いつもすみません)。
今日のために全員にマンダリンオリエンタルホテルのロゴマークである、
金の扇の紋をこしらえて来てくれました。
そしてオータパブリケーションズの毛利さん、カゲンの中村悌二さん、
ちょっと遅れて、ユナイテッドアローズの重松さんと、中島武。
おっと忘れてはいけない、エイジの佐藤一郎さんも登場。
全部で八人の侍です。
この男集が板の間に正座をして控え、お運びをする。
控えとはいえ、今回の舞台は涼亭という池に囲まれた、三方ガラス張りの建物。
我々の一挙手一投足が見られる。
30分位経過する。
正座の足がしびれる。小生中島武、
昔は拓大の応援団。正座を身動きせず1時間半、2時間していた。正座には自信がある。
動じず30分。
しかし足がしびれる。それはそれで厭わない。
でも、急に不安になってきた。
この足のしびれで規律して、お運びとなるとどうなるのか・・・。
拓大のときは正座が終わると一度規律するが動かず、痺れが取れるまで安座にて・・・。
でも今回は茶を運ぶ。このままではいかん。
よし、ちょっと起座にして状態を整えようか。焦る・・・
ハイ、皆様、いったん水屋へ・・・
あぁ、救われた。水屋に下がり体制を整えて、そしていざ出陣!!
無事に第一回目、出来ました。
修羅場に強い八人の侍。
威風堂々、薫風渡る初夏の新緑香る、この涼亭にて、
粛々と茶会が営まれていきました。
中島さん、佐藤さん、右側通行、そうその通り。了解。
そして下げのお仕事もあります。
部屋には菖蒲の花が活けられていました。
この清澄庭園は、かの紀伊国屋文左衛門の別邸を、三菱グループの創設者・岩崎弥太郎さんが求め修築、造園したもの。
池には鯉や魚がいっぱい。亀もいっぱい。でっかいすっぽんもいる。
またここに来たい水鳥もたくさんいるだろう。なんていいところ。
今日のお茶会は、この清澄庭園の涼亭と、水鳥、魚たち、
そして気持ちはもてなしの心で一杯の、男八人でした。
明日もシャンパーニュ騎士団叙任式で、また偶然にもマンダリンオリエンタルホテルです。
紋付袴で出席します。
着物を着ると日本の心になれる!!確かに皆が揃うとこれまたいい雰囲気。
戦国武士を漂わす空気。
おのずと皆、戦の日々で、決して上品な楚々とした茶人ではありません。
すべてガサツ物(注:波止場親子を除く)であり、これは見応えあり。