足に合う靴は予防医療でもある(かも) | インソールで快適な毎日に!なかじきやのブログ

先日、日本人の平均寿命が発表されました。

2014年の統計で男性が80.50歳、女性が86.63歳と男性は世界3位、女性は世界一だそうです。

確実にこの数字まで生きられるのではありませんが、年々平均寿命は延びています。


ただ、この平均寿命、あくまでも2014年に生まれた人が、平均して上記の年齢くらいに亡くなるという数字で、例えば今50歳の男性が30年後に亡くなるというものではありません。

また、あくまで亡くなる年齢で、健康上の問題で日常生活が制限されること無く自立した生活が送れる期間の健康寿命とは違います。

この健康寿命は2013年の統計で男性71.19歳、女性74.21歳です。

男性は約9年、女性は約12年は何かしらの介助が必要で、何年かは寝たきりの可能性があるということです。


さて、ロコモという言葉があります。ロコモコではなくロコモティブシンドロームの略で、運動器症候群とも言われます。

簡単に説明すると、運動器、例えば膝関節の変形などで日常生活が困難になったり、加齢による筋力や平衡感覚などの運動機能の低下により転倒しやすくなり、結果寝たきりや日常生活が困難になりやすい状態がロコモです。


つまり、上記の平均寿命と健康寿命の差にはロコモが一つの要因になっていると思われます。

ちなみに、メタボによる内臓、循環器系などの疾患と認知症がその他の要因です。


では、ロコモにならないために、何を心がければ良いか。

ロコモの原因を考えると、運動機能の低下が大きな要因です。その予防のために有効なのはズバリ運動です。

適度な運動は筋力の低下を防ぎ、骨への刺激により骨密度低下の予防、バランス感覚の訓練などになります。

また、有酸素運動を組み合わせると、血流を良くしてメタボの予防にもなりますし、考えて体を動かしたり、景色の良い場所で運動することで脳への刺激にもなり、認知症の予防にもつながります。


このように、適度な運動は健康寿命を延ばすためにとても有効なのですが、そのためには運動をできる身体であることが重要です。

ロコモの原因の中に関節の変形がありますが、特に足や膝関節の変形に伴う痛みや、その予感があると運動が億劫になってしまいます。

そして、関節の変形の原因の一つに足に合わない靴を履き続けるということがあります。

合わない靴で歩くたびに足関節に過度のストレスがかかり、外反母趾やタコができて、歩くときのバランスが崩れて腰痛になったり、膝が痛くなったり…

ロコモの予防のために運動をしていたのに、靴が原因で膝などを痛めて、結果ロコモになってしまうという悪循環に陥らないためにも、足に合った靴をお選びください。


将来の健康のためになかじきやがお手伝いいたします。