(つづき)
冬の万物復帰を終えた私ですが、結局突破できたのは4Kが出た1回で、その後再度盛り返すことはなく、下降気味で終わりました。
その次は春休みになります。
万物復帰は、まずは教育隊を1路程経験して、順調なら次は正規軍になるのですが、
冬は短いので1回とはカウントせず、そのまま同期の兄弟姉妹は春休みも教育隊ででした。
※教育隊:万物復帰の歩み方を学ぶ、教育的側面が大きい。寮からの通いで行う。1日の時間も少し短い。
※正規軍:1人1人自立して万物復帰をする隊。実績も重視される。キャラバン生活。
さて、前回4Kで1つ自信を付けたとは言いましたが、それは、隊長はじめアベル(上司)に意識されて投入されての歩みの中でした。決して孤独の中で、神様との関係性を深めていった戦いではなかったです。
この2回目の路程は、まさにそこを掴むべき路程だったはずですが、実績が出ないことが苦しく、どんどん悪循環に陥っていきました。
CARPでは当時、インサイドアウトというキーワードがありました。
自分の心持ちが外界に影響していくという意味合いです。
(霊界協助を今風に言い換えたのだと思いますが)
万物復帰の路程の間は、このインサイドアウトを悪い意味で実感していました。
暗い気持ちで歩んでいると、
お客さんに怒られる・怒鳴られる、警察呼ばれそうになる、いったん売れても後から追いかけられて返品になる・・・
などなど、凹むような出来事ばかりがこれでもかと起こりました。
特に印象に残っていることがあります。
住宅街をやっているときに、ブロックの1軒目で売れたのですが、
その後、ぐるっと1周してきて、集中が切れていたのか、再度その1軒目のインターフォンを押してしまいました。
お客さんが出てきてくれて私も気づいて、
「あ、さっきも来ましたね。うっかり間違えました。ごめんなさい」と言おうとしたのですが
「ちょうどよかった。やっぱり返品したくて」
と言われてしまいました。この時は本当に絶望しました。
前回の路程では、あまりに出なさ過ぎたからなのか、隊長が特に気にかけてくれているという感覚がありました。
が、今回はそのようなことはなく、他の兄弟姉妹と横一線でみられているという感じでした。
後から振り返れば、
「目の前の隊長のために」といった人間的信仰ではなく、目に見えない神様との関係を持ってほしいという願いがあり、
ちょっと突き放してくれていたのだと思います。
が、結局その孤独に耐えられず、どんどんと心情は下がっていき、そのまま路程は終わってしまいました。
万物復帰路程を通して、自分の中に、
- よく見られたいという欲、人目を気にする性格
- 自分のことでいっぱいいっぱいになり周りを考えられなくなる
- 小さなことをクヨクヨと悩み引きずる
といった堕落性があることを痛感して、非常に自己卑下の気持ちに陥っていました。
なかなか変わらない自分に苦しみました。
このような自分の性質は、脱会しようが関係なく、間違いなく自分自身が持っているものです。
CARPにいた当時はこれを悪いものと断定して、なんとか無くしたいと焦っていましたし、辞めた後も、自分はダメだ・・・と落ち込むことがありました。
今では、これも私の性格の一側面なので、折り合いをつけて付き合っていくか~という気持ちに変わっています。
(少しずつ成長はしていきたいですが^^;)
これが私の万物復帰の思い出です。
本当であれば、次の夏休みも万物復帰に参加していたはずですが、この後起こった出来事により参加していません。
何が起こったかは、また別のテーマとして書こうと思います。