(つづき)

 

苦しかったことが多かったですが、そのことを書く前に、楽しかったエピソードを書こうと思います。

(なお、単に人間的に楽しかったということであり、まったくもって信仰的なエピソードでありません)

思い出① クリンネスおばちゃん

クリンネスという雑巾を売っていたと書きましたが、光沢のあるふわふわした雑巾で、一風変わった雑巾でした。

が、油吸いがよく、お湯で洗うとすっきり油切れするなかなか優れモノであり、またかなり頑丈で、3枚2000円は確かに高いですが、妥当な値段で市販すればそこそこ売れるのではないかと思っています。ガスレンジの周りなどを拭くのには最適です。

このクリンネス、根強いファンがいて、たまーに出会いました。

「このフキン、最初高いと思ったけど、全然破れないし、ずっと使えるからまた買うよ!」という感じで売れていきました。

このようなファンの方のことを、クリンネスおばちゃんと呼んでいました。

今はもうCARPはクリンネスを販売してないはずですが、クリンネスおばちゃんたちはどうしているでしょうか。

思い出② チェーンに足を打つ

特に田舎をやっているとき、夜になると、街灯も少なく全然周りが見えません。

それでも、玄関や門灯をめざして走っていくわけですが、たまにチェーンが張っていることがあり、思いっきり脛を打ち悶絶することがありました。

思い出③ たどりつけない家

これも田舎をやっている時なのですが、田んぼの中にある家で、明かりは見えているのにこの家に続く道が見つけられず、たどりつけないということがよくありました。下手をすると田んぼにはまります。

思い出④ 表玄関からと裏口から

二人でやっているとき、1つのブロックを分担してやるときがあります。私は右周り、あなたは左回りというように1軒ずつインターホンを押していくわけです。(囲い込みと呼んでいました)

ですが、ある時、走っても走ってもインターホンがなく、やっと見つけたと思ってピンポンを押したら「さっき同じような人が玄関から来たけど・・・?」となったことがあります。

お屋敷が大きすぎて、1つの家をぐるっと回りこんで玄関と裏口を別々にピンポンしていたのです。

思い出⑤ 他の営業の人と仲良くなる

販売のエリアで、たまにソーラーパネルの営業など、一般のセールスマンが回っているのと鉢合わせすることがあります。

多くの場合、そのセールスマンも嫌気がさしているのでしょう。お宅はなにを売ってるの?と話しかけられます。

しばらく立ち話をしていると不思議な仲間意識が芽生え、お互い頑張ろう!と励ましあうことがありました。

思い出⑥ 兄弟姉妹とのあるあるトーク

上記のようなエピソードは、ほかの兄弟姉妹も経験しており、路程が終わった後、あるあるトークで盛り上がるのが楽しかったです。

 

(つづく)