当時のCARPは、Core Value Movementと言って、三男のヒョンジンニム(略してHJN。 ニムは様という意味なのですが、当時の呼び方でそのまま行きます)が推進していた、為に生きる運動を前面に押し出していました。

(これを書くと、ある程度私の活動時期が特定されてしまうのですが)

 

Core  Valueとは

  • ために生きる
  • オーナーシップ(主人意識。当事者意識という言い方の方が一般的ですかね)
  • チームワーク
  • ドリームビッグ(ビッグドリームではない)

の4つです。

自己中心の考えではなく他者のために生きることを信条とし(ために生きる)、世界の問題を自分のこととしてとらえ(オーナーシップ)、その考えを持ったメンバーが集まり協力し(チームワーク)、とてもできないと思うような大きなことを成し遂げる(ドリームビッグ)・・・というようなステップになっている価値観です。

 

F(万物復帰=物売り)と伝道(勧誘活動)だけの信仰生活ではなく、実際に地域のためになる活動をしつつ、そのような理念に共鳴してくれる人が集まってくる、スポンサーがついて活動を援助してくれるはず、という考えです。

要はボランティアサークルを立ち上げて、それに来た学生を伝道していくという形態でして、これが、隠れ蓑というふうに捉えられてしまうのですが、内側から見ると、ボランティアの活動も一生懸命やっていました。

(ただ、後から自分が勧誘する側になると、正体を隠している罪悪感みたいなものはありました)

活動内容は、地域の清掃活動や、地域の学校を訪問しての活動などいろいろありました。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、大学入学早々、そのようなサークルの1つに誘われ、活動をしていました。

 

後から振り返って、そのサークルの活動が変わっていたのは、どういう気持ちで臨むかやどういうことを感じたかということを非常に重視していて、活動前の準備と活動後の振り返りをすることです。

普通のサークルならば、活動のための物品や計画を準備して、終わったらお酒でも飲みつつどこがうまくいった・まずかったなどと反省をするでしょう。

しかし、そのサークルでは活動前に「親のような気持ちで愛をもって活動します」などと一人一人が目標を立てます。

活動後は「最初こういうことを言われて辛かったけど、目標を意識して頑張ったら最後は地域の人も笑顔になってくれてよかった」などということを振り返ります。

こういう物品がなくて困ったから次はこうしよう、みたいなことはあまり話しません(なお、こういったことは外的なこと、と言われ優先順位は低かったです)

 

普通ならばこういうところで「なんか変だな?」と思うのかもしれませんが、私はそう言った内面のことを考えたり話したりするのが好きだったので、「なんていいサークルに出会えたんだ!」と喜んでいました。

 

先輩たちも非常に人当たりがよく、親切でしたのでその活動にどんどん一生懸命になっていくことになります。

 

(・・・続く)