フィクションです。
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いつもと違う場所
いつもと違う靴で
おさんぽをした。
久しぶりの時間。
桜の木を見る余裕
まったくなかった。
もっと桜は満開に
なっているものだと
思っていたけれど
思っていたよりもまだ
つぼみもありそうな
雰囲気だった。
余裕のない間に
桜の満開が
終わってなくてよかった。
今 気づけたから満開
見逃さないようにしよう。
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桜の木の近くを
歩いていると
お母さんと息子くん
らしきふたり自転車。
お母さんぽい人
ピンクの自転車。
息子くんらしき
小学生くらいの少年
緑の自転車。
ふたりのお出かけの
雰囲気がなんとも
春休み感があって
微笑ましかった。
いいなー。
春なんだなー。
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こんなに近くで
ちゃんと見たのは
いつぶりだろう。
つくしを突然
見つけた気分だった。
きっと前からそこに
生えていたのだろうけれど
つくしを見る余裕は
桜を見る余裕よりも
難易度が高い気がする。
つくしってこんなに
細長かった?
イメージの中のつくし
もっと太くて短い。
目に見えて伸びるのが
わかりそうなくらいに
つくしが群生していた。
元気だなー。
春なんだなー。
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いつもと違う場所
いつもと違う靴。
それだけでまた
新しい発見がある。
またこの靴で
おさんぽしよう。
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