伊藤好則さんの愛工房で乾燥をさせた国産の松を使った木造住宅の素晴らしさは、十分、理解できたのですが、それがどれくらいの速度で広まって行くのだろうかと、少し疑問に思っていたところ、会場には、伊藤さんと環境問題から長年に渡り煙草による健康被害の問題と取り組んでいらしたWさんがいらしていて、せっかくだからと少しお話ししてくださいました。
今でこそ、レストランやカフェ、列車など公共の場では、禁煙が当たり前でしたが、Wさんが運動をはじめた1970年代頃は、公共の場では、喫煙が当たり前、禁煙を望む方が、少数派だったのです。ここ10年くらいの間に、世の中は、禁煙が普通のことになってきたことを考えると、伊藤さんの愛工房の松を使った木造住宅は、かなりはやく、広がるのでははと、Wさんはおっしゃっていました。
げんに、熊本城の破壊された部分は、コンクリートだそうです。
住に関することで、伊藤さんの「愛工房」が現れ、食に関することで、日本にずっと存在する麹菌を使った日本初のパンを作ったタルマーリーの渡邊さんといい、日本の古来からのものを、形にして現してくれたのだなと思いました。

山牛蒡と、水引草