太古から、庶民の着るものは、麻が主流だったことは、ご存知の方が多いと思います。木綿は江戸時代になってから、普及をし始めるのです。
1948年の大麻取締法の制定によって麻の栽培受け渡しは禁止されるのですが、(栽培には年更新で都道府県知事の許可が必要)、大麻は、一般には忘れられた存在になっていきました。亜麻=リネンやラミー=宮古上布や小千谷縮の素材は、生産が許されていたのですが大麻は指定外繊維となってしまったのです。)
奈良県月ヶ瀬は、江戸時代から大麻布の産地でしたが、当時の柔らかい大麻布を再現を目指した布「麻世妙=まよたえ」が、昨春から生産され、発表されたそうです。
日常着に大麻が復帰すれば、高温多湿の日本には、ぴったりなのにと思います。確かキリストの形骸布も麻だったと記憶しています。
私の知り合いの方に、ガンの場所に麻墨パウダーをヘンプオイルでといて、貼り付けて、ガンが消えた方がいました。但し、お風呂の水道管が痛んだそうですが。

シモツケ