2023/6/1~6/2投稿


場所的には、『小松亭』から少し上がった場所です。(^o^)


『古理兵衛九重塔』がありました。(*^^*)


木の後ろにうっすら見えている屋根瓦は小松亭(こまつてい)のもの。(*^^*)


松平初代藩主賴重公の「お庭焼」として正保4(1647)年に京都から招いた紀太理兵衛重利(きたりへいしげとし)が焼いた九重塔である。\(^o^)/






大きな池の周りに起伏に富んだ地形で山や谷を表現し、池の周りを散策できるように造られた大名庭園は、広い園内を回りながら様々な景色を楽しむのが最大の魅力です。


広大な敷地に6つの池、13の築山を有する栗林公園は、江戸時代初期の大名庭園として優れた地割り石組みを有する南庭、明治以降に近代的な公園として整備された北庭にわかれており、それぞれの多彩な景色をぜひ堪能出来ます。


春夏秋冬と四季折々の風物にも恵まれ、ここに咲く花々は、一千本もの見事な手入れ松とともに一歩一景といわれる変化に富んだ美しさを醸し出します。(^o^)



根上り五葉松から『掬月亭』を通って、赤い矢印の通りに進みました。(^o^)


栗林公園掬月亭(きくげつてい)に着きました。


掬月亭(きくげつてい)は、江戸初期の17世紀に建てられた数寄屋風書院造りの建物で、大茶屋とも呼ばれ、歴代の藩主が茶会や舞を楽しんだ場所です。(*^^*)


床を低くし壁を少なくした開放的な造りで、あたかも湖面に浮かぶ船のよう。


数寄屋風の建物で月の眺めがいいということから、唐の詩人・于良史(うりょうし) の漢詩『春山夜月』の一文、「掬水月在手、 弄花香満衣」 から命名されたものです。


「水を掬(すく)えば月手にあり」、つまり、水を両手で掬い取ってみると、その水面に必ず月は姿を映し、キラキラ輝くはず。


つまり、美しい月を見ているだけでは、それに気づくことができないが、水を手で掬うことで、美しさがわかるという、月は悟りの象徴になっているのです。


歴代藩主がこよなく愛した大茶屋の、まずは意味深長なネーミングに注目です。(^^)


寄棟造りの杮葺き(こけらぶき=木の薄板を幾重にも重ねて施工する工法)。


杮葺きだと、耐用年数が20年ほどしかありませんが、屋根の軽量化により、柱を細くすることができ、壁の少なさとあわせて眺めがよく、軽やかな雰囲気を醸し出すことができるそうです。


南湖に臨む「掬月一ノ間」はとくに開放的で、夏の間、障子が取り払われると遮るもののない南湖の眺望を得ることができるのです。


実際にお茶を飲む体験をしながら、当時に想いを馳せたいもんですね。……続く


『感想』

いいですね、月を眺めながらお茶を飲む。最近、こういったホッとする時間がなく、1日があっという間に過ぎていきますな。(^∇^)