2022/12/31~2023/1/2投稿


鳥栖市東部と基山町一帯は藩政時代に「田代(たじろ)」と呼ばれる対馬藩の飛び地で、長崎街道の田代宿が置かれた交通の要衝だった。  


行き交う旅人の中には富山県の配置売薬人もいて、田代の人々は製薬の知識を学んだという。


最盛期、田代からおよそ500人の売り子が全国へ出掛けたそうな。(*^^*)


ぬり絵で遊ぶバーチャル薬草園や、くすりになる植物の豆知識などが楽しみながら学べます。

 
Yogiboみたいなのがいっぱいありました。(*^^*)


そろそろ、屋外の『草木薬草園』に向かいましょう。(*´ω`*)

2002年に開園し博物館に併設しています。


 約2600平方mの敷地は4つのエリアに分かれており、約350種類の薬用植物を四季折々楽しむことが出来ます。


薬木薬草園の地図です。なかなか広いですね。


最初は四季の森。天気が良くて気持ちいいですね。(*^^*)


おや?紫陽花が咲いていましたよ。(*^^*)


あじさいも薬になるんだって知らなかった。勉強になりました。


中冨記念くすり博物館から、小郡にある珍しい神社に向いました。(*^^*)


昔、鳥栖エリアを配達していた時に見つけた神社です。(^o^)


通称を「七夕神社」、正式名称を「媛社(ひめこそ)神社」といい、地元の方には通称「七夕さん」と呼ばれ親しまれている、福岡県小郡(おごおり)市の神社です。


713年に各国が天皇より作るように命じられた「風土記(ふどき)」にも記載が確認されている、1300年以上の歴史がある神社なんです。


「媛社(ひめこそ)神社」には、古くより「織女神」(正式名称:万幡秋津師売命/よろずはたあきつしひめのみこと)という、女性の神様が祀られていました。


更にこの土地には、「媛社(ひめこそ)神社」から「宝満川」という川を挟んで反対側に、牽牛(彦星のこと)をお祀りする「老松宮」というお宮が存在しています。


媛社(ひめこそ)神社には、女性の織女神が祀られ、老松宮には男性の牽牛が祀られている。


そして2人を隔てるように間を流れる宝満川…。


あら、これって「七夕のお話にそっくりじゃない!」?! 

まさに七夕伝説です。\(^o^)/


古くより地元の方に信仰されていた「織女神」の存在に、牽牛・織姫のお話が徐々に混ざり合って、織姫を祀る「七夕神社」として親しまれるようになったみたいです。


祭神は、織女神しょくじょしん(棚機神たなばたしん)と媛社神ひめこそしん。以来1300年にわたって地元の氏神として信仰されています。


この地では織物が盛んで「棚機津女(たなばたつめ)」という織物の女神を信仰しているそうですよ。


毎年8月7日(旧暦の七夕)には、七夕飾りが境内を美しく彩る「七夕祭り」が開催。


全国から30万枚の短冊飾りが送られてくるそうなんです。 


その昔は、下駄が砂利を踏みしめる音で眠れない程、沢山の方が訪れていたお祭りだったそう! 


江戸時代から長く続き、今でも地元の方に愛されている大切なお祭りなんです。


地元の方の氏神様として親しまれてきた「七夕神社」。 こちらにお参りすれば、女性としての魅力もアップして、織姫・彦星のような素敵な恋が出来るかもしれませんね。


平成25年10月に七夕神社は、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして「恋人の聖地プロジェクト」に選定されました。

全国で123番目、県下4番目の選定です。翌年4月には、神社境内に「恋人の聖地」銘板が設置されました。(^o^)


お祓いを受けた獅子の頭に噛んでもらうと、健康でいられるといわれているそう。


 ちなみに男の子にはメスの黒獅子が、女の子にはオスの赤獅子が頭を噛むそう。面白いですね!


ツルつきのスイカを新1年生へ、お祝いとして七夕の日に渡す土地の風習があるのだとか!


 「子どもがツルのようにのびのび、玉のようにまるまると育ちますように。」との願いが込められているそうです。


神社には珍しく祭りの様子や写真が飾られていました。……続く

『感想』
中冨くすり博物館をあとにし、七夕神社に来ましたね。当時は鳥栖、基山、小郡を配っていたので、時間があればこういった場所をしばしば訪れていました。大きな観光名所ではないですが、ご紹介できてよかったです。(*^o^)/\(^-^*)