バンクシーの絵の特徴はステンシルアートと呼ばれる、型紙を用いたグラフィティを中心とする。


街中の壁などに反資本主義や反権力など政治色が強いグラフィティを残したり、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に無許可で作品を陳列したりするなどのパフォーマンスにより、「芸術テロリスト」と称する者も散見する。


街頭などのグラフィティにこだわり、企業や音楽家などの依頼は全て断っている。


2002年に日本のファッションブランド「モンタージュ」にTシャツの図案を2種類、 2003年にブラーのアルバム『シンク・タンク』のジャケットをそれぞれ提供して以後、ソニー、ナイキ、マイクロソフト、ミュージシャンのデヴィッド・ボウイ、オービタル、マッシヴ・アタックなどの申し入れを断っている。


多くは街頭の壁面などに無断で描かれ、落書きとして行政が清掃などの際に消去する事例もあるが、描かれた壁面をアクリル板で保護する建物所有者も見られた。


2007年2月のサザビーズオークションで作品6点が372000ポンド (当時のレートで860万円超)で落札された。


2009年6月13日から8月31日までブリストルの市営美術館で大規模展「Banksy versus Bristol Museum」が催された。


2010年にドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を監督してアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。 


2015年に英国で期間限定のテーマパーク「ディズマランド」を演出した。


2020年には日本の横浜駅前にあるアソビルで「バンクシー展 天才か反逆者か」が開催された。 


『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』『セービング・バンクシー』『バンクシーを盗んだ男』などドキュメンタリー映画が多数制作されている。


『花束を投げる男』バンクシーの作品でも特に有名な作品の1つです。……続く