車で30分かけて『マイントピア別子東平』に着きました。(^o^)


「東洋のマチュピチュ」と称される「東平(とうなる)ゾーン」(標高:約750m)は、マイントピア別子・本館「端出場(はでば)ゾーン」(標高:約150m)から約11km離れた場所にあります。


駐車場から順路通りに回ります。『プラットホーム跡』がありました。


プラットホー厶は、東平から第三通洞へ、さらには別子側の日浦までを結ぶ電車の乗り降りをするための場所です。 


かご電車は、一般の人が利用する客車のことで、その様子から「かご電車」と呼ばれています。 


人車じんしゃは坑夫が通勤に利用する車両のことで台車に座席がある程度の簡単な構造になっていました。 


昭和13年(1938)から、人車の後にかご電車が接続され、一般の人が別子山日浦まで行くための唯一の交通手段として活躍しました。 


プラットホームを出発した電車は、プール下のトンネル(通称:小マンプ)を通り、喜三谷きぞうだにのトンネル(通称:中マンプ)を通り、第三通洞に至ります。 


電車は蓄電池型と、電線から電気を取って動いていたトロリー型もありました。


電車の迎行は朝・昼・夕方の3便でしたが、夕方の電車に乗り遅れたり、急用の場合、また筏津の人が東平で夜の映画を見ての帰りなどに特別電車(特電)を出すこともあったそうです。


 東平坑が閉坑した後、かご電車は5年間は運行されていましたが一日2便に減少され、 昭和48年に35年の歴史を閉じました。……続く