国交省から、「ストックヤードに搬入された市田新珠城交差点工事の残土に、基準値を超えたふっ素が含まれているのではないかとの問い合わせが町にあった」との情報を得ましたので、総務事業常任委員会で確認しました。

※残土が出た市田新珠城交差点工事箇所


本来、市田新珠城交差点工事の残土は、『一般社団法人 城陽山砂利採取地整備公社』に搬入する予定でしたが、土壌検査の結果、ふっ素が基準値を超えたため不合格となり、受け入れを拒否されました。
 
そのため、再度町は土壌調査を実施し、基準値を満たした証明書を入手し、11月に国土交通省のストックヤードに埋め立てに使える土として搬入したようです。

その後、基準値を超えるふっ素が含まれた土が搬入しているとの情報を得た国交省が、町に事実確認をしたと言われています。
 
この国土交通省ストックヤードは、現在7mの盛土をして防災施設に整備する予定であり、今回の情報提供が無ければ、汚染土が混ざりわからなくなることが予想されました。
 
また、搬入から5ヶ月近くが経過し、残土は野ざらしで置かれていましたので、ふっ素が地下水へと浸透した可能性や、飛散したことが予想され、住民の健康や農作物への影響が心配されます。
 

※搬入された土がそのまま置かれていた以前の状況。
 

現在はブルーシートで覆われています。

副町長は、『現在国交省と協議中であり、隠さず正確に答弁したい』と言われました。
 
今後、常任委員会において集中審議が行われますので、早急に事実を解明し、もし汚染土が含まれているのならば、早急に撤去を進めなければなりません。
 
また、なぜこのような事件が発生したのかを調査し、真相究明を図りたいと思います。