京都政策研究センターが主催されました『2016年度 第3回連続自治体特別企画セミナー』に参加しました。

このセミナーは、『地域創生とサスティナビリティ(持続可能性)』をテーマに、地方自治に関する知識の習得と政策形成能力の向上を図るために実施されています。

今回のテーマは、『フューチャーデザインと地域創生~7世代先から自治体政策を考える~』です。

フューチャー・デザインとは、『現世代ばかりではなく、将来世代を含む世代を念頭に置いてすべての人々の幸福を熟慮する』という考え方で、間接民主主義や市場、近視性の課題を克服する方法として注目されています。

今回の講師には、フューチャー・デザインの概念を我が国に紹介された西條辰義高知工科大学フューチャー・デザイン研究センター教授と、フューチャー・デザインを実践されている吉岡律司岩手県矢巾町企画課 課長補佐兼政策推進室長補佐のお二人でした。

まず西條辰義先生は、『将来失敗を解決するためには、どこかの世代が負担・譲歩を開始しなければ解決できない』『時間軸を入れた意思決定・将来パスの選択の枠組みが必要だ』と述べらました。

次に吉岡律司先生は、厚生労働省『新水道ビジョン策定検討会』の委員としての経験からフューチャーデザインワークショップで、『長所伸長型』の議論の課程について丁寧に話していただきました。


続いて、隣の方と2040年における市民課のあり方について将来世代になって考え合うとのテーマで議論しました。

初めての取り組みで、少し戸惑いましたが、議論を深めると将来世代のイメージのつかみかたを学べました。

これからも必要な知識を深めながら、持続可能な自治体運営を目指して議員活動で実践していきたいと思います。