昨日の定例会に議員提案しました、『北陸新幹線京都府南部ルートに関する意見書』の提案理由の説明は以下の通りです。

【意見書の提案理由説明】

ただいま議題となりました意見案第1号、『北陸新幹線京都府南部ルートに関する意見書』につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

整備新幹線の建設は、国内の地域間交流圏を著しく拡大させ、沿線地域の産業、経済の発展や地域活性化に大きく寄与するだけでなく、我が国の経済全体の活性化や国土の均衡ある発展を図れる国家プロジェクトであるといえます。

その中でも北陸新幹線は、大規模災害時に東海道新幹線の代替補完機能を有するとともに、日本海側国土軸の形成に必要不可欠なものです。

現在、敦賀・大阪間のルートにつきましては、本年4月27日に与党北陸新幹線 敦賀・大阪間整備検討委員会において小浜から舞鶴を経由して京都へ入るルート、小浜から京都への直通ルート、米原ルートの3案が選定されています。

加えて、京都・大阪間については、関西文化学術研究都市付近を経由するルートについても、参考として調査されることとなりました。

そして、国のルート選定に向けた調査が、本年秋頃に取りまとめることとして実施されており、その結果をもとにして政府がルート決定することとなっています。

とりわけ、京都・大阪間については、関西文化学術研究都市付近を経由することで、国家プロジェクトである学研都市の整備を大きく推進させ、我が国の科学技術等の発展に大きく寄与するとともに、京都南部の山城地域の開発、地域活性化などに大きな効果をもたらすものと考えます。

また、久御山町にとりましても、今後、北陸新幹線に併設した鉄軌道の導入や、まちづくり、産業、観光の活性化に大きく寄与するものといえます。

そのため、北陸新幹線敦賀・京都間は小浜・舞鶴ルートを、そして京都・大阪間は関西文化学術研究都市付近を経由するルートを選定し、全線整備を早期に実現されるよう強く求めるため、本意見書を提出するものです。

その後採決が行われ、賛成者は以下の通りです。


【緑風会】

塚本議員、信貴議員


【公明党】

戸川議員、岩田議員


【くみやま みらい】

内田議員、中議員、林議員、松本議員


【無会派】

松尾議員


【清風会】

田口議員、そして中井です。


※島議長は、採決に加わりません。


共産党の巽議員、中野議員は反対されました。


この意見書は、京都南部の12市町村議会全体で取り組んでいますが、久御山町議会が最初に可決したようです。


賛同いただいた議員のみなさまのお蔭です。ありがとうございました。


これからも、国による有効な財政出動を続けていただくことによって、地方にまで景気回復の波が押し寄せ、長年日本全体に蔓延していますデフレを脱却することにつながればと思っています。



※昨年の視察で利用した北陸新幹線