視察の3日目は、昨日に引き続いてサミットに参加しました。

まず始めに、神戸大学准教授 保田隆明先生が、『ふるさと納税が生み出す地域への効果と課題』について講演されました。


ふるさと納税とは、

①自治体に対して自分たちで経営しなさいという国からのメッセージ。

②資金調達、マーケティング、組織戦略などのMBA的な発想が行政に求められている。

・・・などなど、行政に対する厳しい指摘をされました。

次は、総務省の荻原企画係長が、『地域おこし協力隊等の起業支援を中心にした地方移住の推進』について講演されました。


荻原企画係長は、ふるさと納税の事例分析や経済波及効果を測定され、『ふるさと納税を通じた地域の活性化を推進したい』と話されました。


高知県越智町の大原補佐と、元地域おこし協力隊の金原さんは、地域おこし協力隊の活動とGCFについて話されました。


北海道東川町の今野主任は、ひがしかわ株主制度を導入して人が訪れたくなる仕組みを説明されました。


最後は、(株)トラストバンク代表取締役の須永珠代社長が、『ふるさとチョイスアワード~全国優良事例の紹介と今後の展望~』をテーマに講演されました。

『ふるさとチョイス』は、年間寄付流通総額1369億円、会員数100万人 契約自治体数1027自治体になるようです。

地方自治体に必要なものは
①マクロの視点

②経営の視点

③腹をくくる気持ち

優良事例として、『京都府は、ふるさと納税の使い道を文化財保護に限っている。
返礼品はないが清水寺のプレオープンの日に入場券を渡されており、喜ばれている』

『私の町には何もないと言われるが無いわけはない❗』と厳しく指摘されました。

また、ふるさと納税を通した災害支援の仕組みも提供されていました。

素晴らしい❗

以上で2日間に及びました『ふるさと納税全国まちづくりサミット』は終了しました。

本当に素晴らしいサミットに参加することか出来きました。

後は久御山町が真剣になって取り組むために、行動するしかないと思っています。

最後になりましたが、主催者としてお世話になりました上士幌町のみなさま、関係者のみなさまにお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

※長いブログになりまして、申し訳ありませんでした。