先ほど無事に視察から帰って来ましたので、報告を書かせていただきます。

初日の21日(木)は、岐阜県多治見市の大畑センター最終処分場を視察しました。

この最終処分場は、ごみを焼却した時に出る飛灰(細かい灰)に薬品とセメントで固定化したものを専用に埋める施設です。


①通常の最終処分場に使われているゴムシートと違い、鋼板で遮水してあるために、破損が無く安全。


②埋立箇所に屋根を付けることによって雨水などの侵入や、粉じんが外部へ出るのを防いでいる。


城南衛生管理組合では、焼却で出たばいじん処理物を、大阪湾広域臨海環境整備センターへ搬出しています。


今後も、平成45年までは、受け入れの目途が立っていると言われています。


しかし、各々の自治体が個々に最終処分場を確保することは極めて困難なことから、今後も3Rを進めることによってゴミの量を減らしていくことが何よりも重要だと感じました。


2日目の22日(金)は、愛知県知多郡のトーエイ株式会社を訪問し、家電やガラスのリサイクルについて視察しました。








トーエイでは、廃棄物から可能な限り資源を生み出す『都市埋蔵型鉱山』と言うべき資源採掘場を目指しておられました。


特に、金属・レアメタル・プラスチックに関するリサイクル率を向上されており、資源が乏しく輸入に頼っていた我が国にとって資源循環を高めることの重要性を感じました。


次に、ガラス再商品化施設を視察しました。


この施設では、今までリサイクルが困難であった色付きガラス瓶をガラス造粒砂に加工し、軟弱地盤の改良や、山砂の代わりに埋め戻し利用、雨水流出抑制対策などに利用されていました。







現在は、近畿圏に工場が無いために利用するには運送費が多くかかるようでしたが、今後の拡張によっては久御山町でも多彩な利用ができると感じました。


以上で視察報告を終わります。