2日目の16日は、 神奈川県葉山町で防災行政をテーマに、防災行政無線を視察しました。
葉山町の防災行政無線は、一般財団法人『移動無線センター』が維持管理する葉山制御局を利用した『デジタルMCA』900MHZの通信設備で運用されています。
そのため、一般デジタル同報系の工事費と比較して安価に施工できたようです。
また、契約の選定にはプロポーザル方式によって、新型スピーカー『エルラド』の提案を採用されました。
『エルラド』は、近くでもうるさくなく、遠くまで鮮明に聞こえる最新式のスピーカーだと以前の防災総合展で説明を受け、是非導入されている自治体を視察したいとの思いで葉山町を申し込ませていただきました。
高性能のスピーカー『エルラド』は、1台350万円もしますが、以前は子局塔が42か所あったものが33か所に減設することができたようです。
ただ、屋外では聞こえるものの、室内では内容の把握ができないために、個別の受信機などを配置することも必要だとお聞きしました。
写真を見ていただくと分かるように、従来のトランペット 型のスピーカーと違い、円盤形をしています。
そのため、本当に聞こえるのだろうか・・・と感じました。
夕方の5時には、点検も兼ねてチャイムを鳴らされるようなので、どのように聞こえるのか確認したかったのですが、次の移動時間の関係で聞けなかったのが残念です。
きっと明快に聞こえるのでしょう・・・。
最後になりましたが、葉山町のみなさま、お世話になりましてありがとうございました。