城南衛生管理組合議会の連合審査会が開催されましたので出席しました。


議題は、基準値を超過した『ばいじん処理物』を搬出していた事案についてです。


同組合は、平成22年7月に基準値を超過した『ばいじん処理物』だと認識していたにも関わらず、何ら報告することなく大阪湾広域臨海環境整備センターへ搬出していました。


そのため、同センターから6月23日付けで、搬入停止処分を受けていますが、まだ解除の目途は立っていないとのことでした。


次に、新しく発見された件ですが、平成26年6月17日に同センターが実施した抜き打ち検査においても、クリーン21長谷山から搬出された『ばいじん処理物』から、基準値を超えるダイオキシン類が検出されたと報告がありました。


原因については、集じん器のろ布付着ダストが大量に落下した可能性が考えられるとのとのことでした。


これに対する再発防止策については、ろ布への固着状況を点検し、固着の防止や除去等を適切におこなうとされていました。


度重なる城南衛生管理組合の不祥事に対して、議員からは厳しい意見が出されていました。


組合も、『危機管理意識の欠如が最大の原因だ』と深く反省されていました。


ただ、ここまで来ると、住民のみなさまの信頼は地に落ちており、並大抵の努力では回復できないと感じます。


しかしながら、住民生活に欠くことのできない廃棄物の処理を適正に行うことを止めることはできません。


そのため、再発防止策を厳格に実施することを条件にして、『ばいじん処理物』の搬入停止措置を解除していただくことを、同センターには大局的に判断していただきたいと願っています。