総務事業常任委員会が開催され、8月14日に発生した豪雨に対する治水対策について閉会中の事務調査を行いました。


まず、宇治川・木津川・古川の、8月14日の状況と、平成23年9月に発生した台風12号との水位や雨量の比較について説明を受けました。


続いて、天ケ瀬ダム、久御山排水機場、巨椋池排水機場の性能について説明を受けた後、町内の各サイホンへ現地視察に出かけました。



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観世サイホンは、流域64haの水を古川の下を抜けてから、排水路を通って前川へ流れています。


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中内サイホンは、流域120haの水を古川の下を抜けてから、排水路を通って前川へ流れています。


この排水路については、前川の府営付帯事業に合わせて改修工事が予定されており、今後は多くの水が流れやすくなるように整備されます。


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大内川サイホンは、流域629haの水を普段は下の写真のように古川へ流れていますが、古川が増水して、大内川に逆流してきた場合にはゲートを閉めて、古川の下を通って前川へ流れる仕組みになっています。


除塵機については容量が足らないために、今後の改修が計画されています。


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今回の豪雨では、排水機場の運転状況に問題があったことや、大内川へ流れる御牧地域の排水路の容量が足らなかったために田畑が冠水し、ネギなどに1億円の被害が発生しました。


今後は、豪雨による被害を防ぐために、排水機場の運転マニュアルを見直すことと、排水路の抜本的な整備計画を進めなければなりません。