中井たかのりオフィシャルブログ「真面目に一生懸命!!」Powered by Ameba

久御山町社会福祉協議会が『地域の防災について』をテーマに、第1回地域福祉活動研修会を開催されましたので出席しました。


講師は、医師であり、京都府立医科大学 救急・災害医療システム学の山畑 佳篤先生です。


山畑先生から、災害の種類や、災害の複雑化した要因について説明を受けた後、『午後3時に巨大地震が発生して、30分以内に行うこと』をテーマに、グループ討論をしました。


『命が大事』、『火災を確認する』、『家族の安否を確認する』、『災害の状況を把握する』などの意見がでました。


とにかく、まだ明るい時間帯では、動揺するが少しは冷静に判断が出来そうです。


次は、『午後10時に洪水が発生するため、避難指示がでたらどのような行動をとるか』、『避難所の運営に留意する点』について、グループ討論をしました。


避難については、避難場所に逃げるという意見もありましたが、『家の2階に避難する』と言われる方も多くありました。


暗い夜中に避難することは二次被害に遭う危険性も否定できません。


夜中に避難指示や、避難命令を出したとしても、皆さんが迅速に対応できないことを十分認識しておかなければなりません。


その後、先生から、災害が突然起こったら、①自分の役割を把握しておく。②家族の安否確認の方法を決めておく。③家族で避難方法を共有する。④必需品の確認をしておく。⑤災害時要援護者の避難支援を考えるなどの基本を教えていただきました。


最後に先生は、『ここに参加されている方は、災害時にリーダーとなられるかたです。でも、みなさんはスーパーマンではありません。歯を食いしばって頑張りすぎない、自分を責めないでいただきたい』と、アドバイスをいただきました。


自然災害は完全に防ぐことはできませんが、しっかりと準備をし訓練もすることによって、人の命を救うことができるかもしれません。


災害を少しでも減らせる、『減災』を目指して、しっかりと対応策を進めたいと思います。