解散総選挙に700億円? | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

解散総選挙に700億円?

解散が決まりました。

ニュースやwebやFaceBookを見ていると批判的な人が多いように思います。心情的には理解できます。

しかし、その論調には共感できないものが多いです。例えば、「700億円あれば保育園が××個作れる。」「700億円あれば介護施設を××個作れる。」といった意見を非常に多く見ます。実際に現場の方がそうした考えをお持ちかどうかはわかりませんが、いわゆる社会的弱者を引き合いに出すことによって反対しづらい論をつくろうとしているように思えます。

本当に700億は高いのでしょうか?

民主主義は時間とお金がかかります。有権者の意思を少しでも反映させるために民主主義を維持していくためのコストとして700億円の解散総選挙は高いのでしょうか?

行政府の長が、自分のやりたい行政運営ができないあるいはやりづらいことを理由に立法府を解散させてしまう、国会議員を全員クビにしてしまうなんてこれほど民主的な仕組みはありません。有権者の意思を行政に反映させるための仕組みと考えれば700絵億円は決して高いものではないとも言えます。

700億円といえば大金です。もちろん私は見たことも触ったこともありません。ビジネスマン時代にその規模の仕事をしたこともありません。しかし、民主主義以外の政治体制をとっている国においては国民は我々以上のコストを払い続けているのです。時にはその命をもってして。

もし700億円が高すぎるから無駄だと考えるなら対抗手段もあります。早くに解散した内閣・政党には投票しないという手段を有権者は持っています。

重要な事は、より多くの人が真剣に考え投票する事。保育園や介護施設と比べる事に意味はありません。(国会議員がそれを言っているので情けなくなりますが)

700億円ものコストをかけて選挙をするのだから真剣に考えて投票に行きましょう。

中原しんすけ