同意人事の難しさ | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

同意人事の難しさ

第2回定例会も、議案質疑・一般質問・発議案質疑・健康福祉員会・陳情審査といった重要案件が終わり、昨日の午後と今日はゆっくりしていました。

最終日の法人経営に対する質疑と同意人事の議決の準備をこれから始めます。

法人経営に関しては質疑終了後に書きますが、今は同意人事の難しさを感じています。

国から来ている現在の副市長と交代で新しい副市長が来月から着任します。その人事に同意するか否かを判断しますが、この1週間はそのことを考え続ける事になりそうです。

考える点は2つ、

ひとつはご本人の是非、そしてもう一つは国からキャリアを副市長として迎え入れる事の是非。

本人の是非に関しては問題ないと考えています。行政評価や人事評価をずっとされてきた方なので、これから船橋市が力をいれて作り上げていかないといけない部分で力を発揮してくれそうです。

では、国からキャリアを副市長として受け入れる事に関してはどうかと言えば、今のところ何とも言えません。良い面も悪い面もあり単に損得計算をして判断をすべきだろうと思っています。

では、なぜ私がこんなに考え込んでいるのだろうと考えた時おぼろげながら理由が少し見えてきました。

それは2つ。

ひとつは、議会との関係、もうひとつは去年の教育長人事での反省です。

昨年の副市長・教育長人事の時です。

私たちの会派としては、本会議あるいは委員会での本人への質疑を求めましたがかなわず、委任権者の市長に対する質疑となりました。

であっても、それまでの最終日に人事議案が提出され質疑も一切なく、唯々諾々と同意していた船橋市議会に異を唱え、十分な審査機関を取れるように提出され通常議案として扱われるようになりました。

この変化は、私の議会活動の中でも市民生活に非常に大きな貢献ができたものではないかと思います。

しかし、今回は本会議での質疑どころか提案説明すら無し。市長の下部組織であるがごとくの過去の船橋市議会に戻ってしまったようでした。

とすると、そうした市長におもねる事ありきの議会で、本当にニュートラルに議案の是非を考えて良いのだろうか?と考えています。

だからといって、反対ありきで考えるのかと言えばそれは決してしたくはないし。

別に共産党のように反体制でも無ければ暴力革命を起したいわけでもないし。

今回も特定の会派の委員が市長に質問をさせないことありきで強く主張し、多くの会派がそれに追随し結局本会議での質疑が出来なかったので、そうした場合の自分の立ち位置をどこに置くべきかは非常に考えてしまいます。

それにしても、流山市とか議会改革に積極的な市の議員さんがそうした議会運営委員会での議論をみたら、船橋は大きいだけで二元代表制には程遠いと笑われてしまうだろうなあ、と考えたりします。

もう一つの教育長人事に関しては明日書きます。

中原しんすけ