日本ボクシング黄金時代 長谷川穂積選手に心からの感謝を | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

日本ボクシング黄金時代 長谷川穂積選手に心からの感謝を

昨日(23日)のボクシングの試合すごかったですね。

山中選手の神の左炸裂で6防衛。ちょっと強さの底が見えません。日本ボクシング史上最高の一人と言ってもいいかもしれない。

他にも八重樫選手・井上選手も強すぎるし、村田選手は久しぶりのミドル級世界王者期待大だし、ここまで質の高い選手がそろった時代ってなかったんじゃないかな。

一時TBSによって地に落とされたボクシングイメージも、ここ数年の本物のチャンピォンが見せてくれる本物のボクシングによって十分回復したように思います。必ずしも亀田3兄弟を非難するわけじゃないけど、くだらないドラマ仕立てにして、決して強い相手とはマッチメークしないTBSの罪は重い。

だからこそ、最近の本物のチャンピォン達の、相手を選ばずそれでも倒し続ける試合には本当に胸をうたれます。

試合ももちろんすごいけれど、あそこまで強くなれるまでの練習を積める事がすごい。もっともっと勝ち続けて、同時期世界チャンピォン数を過去最高にしてほしいなぁ。

それだけに、昨日の長谷川選手の試合は辛すぎた。

過去にも書いたと思いますが、日本の歴代チャンピォンのなかで最高のチャンピォンは間違いなく長谷川穂積選手、今でも全く評価は変わっていません。最も大好きで最も応援している選手です。

相手のパンチにカウンターを二発入れるほど早く動ける選手はたまにいるけれど、二発目をステップアウトして別の場所から当てる選手なんて見たことない。海外でもいないんじゃないかな?

普通ボクシングではKOが華だけど、長谷川選手の試合はKOして途中で終わったらもったいない。12ラウンドフルに見ていたいほど動きが素晴らしい、正に格闘技+エンターテイメント。目の肥えたアメリカ人なら絶対理解できると思うから、ラスベガスでやってほしかった。

だから、今でも一番見てみたい夢の対戦は、長谷川穂積VSシュガー・レイ・レナード。

でも、長谷川選手にはボクシングを十分楽しませてもらいました。できればもうゆっくりしてほしい気がします。もしまた試合を組んだとしても、辛くて見られないかもしれない・・・。

それにしても、一時代に一人でればいいようなすごい選手がこれほど出ているんだから、当分ボクシングを楽しめるだろうと、期待しています。

中原しんすけ