「児童相談所の怖い話」を読んで、 (ノ_-;)ハア~・・・ | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

「児童相談所の怖い話」を読んで、 (ノ_-;)ハア~・・・

2月20日に健康福祉員会で市川児童相談所へ視察に行きました。

市長公約でもある児童相談所を船橋に持つ事の是非について、健康福祉委員会でもここ数か月活発な議論が行われています。

市の意向としては、船橋市で児相を立てたいように委員会では感じています。それに対して、委員会の多くの委員は、市ではなくて県の児相を市に誘致すべきと考えているように思えます。それは私の主観ですが。

私は市児相か県児相かと言えば、まだ考えをまとめきれていません。市や県の担当者とできるだけ話をし、資料を読み、様々な角度から情報を得て私と会派の意見をまとめたいと思っています。

そう考えている最中、市川児相の書庫にこの本がありました。

「児童相談所の怖い話」

表紙には影になった女の子に「あなたの子供狩りにくる」とか書いてあるし、内容はだいたい想像ついたけれど、こういう意見の人がいる事も知っておいた方がいいかな、と思い買いました。

アマゾンから届いたのは1週間ほど前ですが、今日ようやく包みを開けそして読み終わりました。

内容は、といえば、

 (ノ_-;)ハア~・・・

と言う程度の内容です。1,470円あればそれなりのお店でデザート付のランチが食べられたのに全く無駄な買い物をしてしまいました。

児相職員が子供を誘拐する、薬漬けにしておとなしくさせる。もちろん、嘘は書いてないのかもしれません。そういう人が実際には日本中に何人かはいるのかもしれません。

で?

私は仕事柄いくつもの児相に行き、また児童養護施設にも言って職員の皆さんといろいろ話をします。また、委員会だけでなく、地元の方から相談を受け児相や児童養護施設とかなり込み入った話をしてきました。

その中で感じる事は、全ての職員(私の出会った方)が高い意識と深い愛情を持って子供を守り大切に育て、そのために適切な環境を提供しようとしている真面目な方ばかりでした。きれいごとを言っていても、そこに至るまでの経緯を聞けばその思いが本当かどうかは伝わってきます。

仕事は相当ハードでしょう。思い通りにならないストレスや責任の重さや預かっている子供に万が一の事があったらというリスクの高さもあるでしょう。そして、給料も決してめちゃくちゃ高いわけではありません。そうした中で、社会において必ず必要とされる仕事を担っている方々に対して、私は深い敬意を持っています。

「児童相談所の怖い話」を読んで全てを真に受け、ヒステリーを起こした人近隣にいたとして、施設の職務に影響が出なければいいのですが。

例えば、実際に階段で落ちた怪我を児相が虐待と判断して親から隔離した事例もあるのかもしれません。それはそれでミスだとしても、逆のケースもたくさんあるわけです。虐待を隠すために、「子供が風呂場で転んだ。」と言ってごまかそうとする場合も多数あります。ケースバイケースでミスがあればただせばよいし、もちろん施設や職員が処分を受ける事もあるでしょう。

でもそれは個別に対処すれば良い事。いわゆる児相とは、みたいな広め方は悪影響以外何ももたらしません。

まあ、「児童相談所の怖い話」は単なるオカルト本として読んでいればよいので、どうでもいいですが、船橋の児相を今後どのようにしていくべきかは、市民に直接影響していく事なので今後も委員会でしっかり話し合っていきます。

中原しんすけ