株式会社の保育園の可能性 JPホールディングス山口洋社長に聞く | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

株式会社の保育園の可能性 JPホールディングス山口洋社長に聞く

今日(28日)の午後は健康福祉委員会。朝は飯山満駅で山本こうじ参院支部長と駅頭、午前は議案について執行部から説明を受けました。

その後、13時から健康福祉委員会で、株式会社立の保育園最大手、JPホールディングスの山口洋社長に参考人としてお越しいただき、お話をお聞かせいただきました。

正直言って、圧巻でした。理念の素晴らしさ、研修の充実、サービスの幅広さ、職員のケア等よくここまで充実させることができるものだと、急成長にも納得のいく説明をしていただきました。

といっても、上場している株式会社としては、サービスや福利厚生の充実はもちろん、その説明・アピールのうまさはあって当然なのかもしれません。

なかでもすごいな、と思ったのが、

・発達障害や障害のある子供を断らない。
 中には座って嚥下の難しい子もいるそうです。

・研修メニューの充実。
 研修は全て自前。社内で研修を行っています。その種類も回数もとても多く、利益のみを追求していたらここまでできないでしょう。

説明の後、最後に私もいくつか山口洋社長に質問しました。

Q1
船橋市は「株式会社は簡単に撤退するから参入は認めない」としているがどう考えるか?

A1
株式会社であろうと社福であろうと赤字を出してはいけないのは同じ。厳しい環境で競争している株式会社はいまの護送船団方式の社福中心の保育園環境では比較的黒字が出しやすいから大丈夫。

Q2
私も今回の話を聞いて、保育園で夕食を出さないということを思い出したが、その是非は?

A2
本来であれば夕食は家族と食べるほうが良いが、それができない場合は園で食べさせることも行うべきと考える。

Q3
著書を読むと、いずれ児童養護施設を運営したいように思えるがどうか?

A3
いずれ行いたい。今も虐待を受けている子供を受け入れてはいるが施設が全く足りていない。受け入れを増やし、内容も良いものにしていきたい。

質問の最後に、山口社長の説明では社福が護送船団方式のなかで真剣ではない運営をしている場合が多いと言っているように聞こえたので、そうではない事を付け加えると、山口社長もそんなことは思ってはおらず、社福からも多くを学びながら一緒に保育環境を良くして行きたいという話を頂きました。

重要なのは、株式会社だから社会福祉法人だからとひとまとめにして評価するのではなく、それぞれの法人の良し悪し、そしてその状況で必要とされているものを備えている法人を選ばなければいけない、という事だと思います。

ただ、船橋の独自の事情が明らかになったのでそれができるかどうかはわかりません。

そして、委員全員に山口洋社長の著書をプレゼントしていただいたのですが、先週に予習の為に買ってしまったので2冊になってしまいました(笑)

そして、予習したほうの本にサインをしていただきました。

今後、船橋の保育環境の充実につながる委員会でした。

夜は、みんなの党のセミナーと懇親会があったのですが委員会が延びに延びてしまったので行けませんでした。

残念・・・。

でも委員会が楽しくて内容も充実していたから良し。

中原しんすけ