船橋市立看護学校の視察 船橋を看護師輸出市にするためには、 | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

船橋市立看護学校の視察 船橋を看護師輸出市にするためには、

昨日(15日)船橋市立看護学校の視察に行ってきました。

船橋に看護学校があるって皆さん知ってますか?

あるんです、歴史ある看護学校が。私は今まで、本会議でも健康福祉委員会でも船橋の資産である看護学校をもっと有効活用すべきとうったえてきました。具体的には、生徒の数を増やし、内容や施設を充実させて、船橋で必要な看護師を満たせるくらい、できれば看護師を他市へ輸出できるくらいの市にすべきと考え主張してきました。

もちろん、言うのも考えるもの簡単です。そして施設を見せて頂きながらいろいろ説明を聞くと、やはり高いハードルがあることがわかりました。

現在、1学年40名定員。これをまず増やした方が良いと思いますが、法律で1クラス40名以内と決まっているので、これ以上増やそうと思うと部屋や施設や教員といった様々なコストが倍になります。定員を20人増やしてもコストは倍。そして、現在の敷地にはこれ以上生徒を増やすことは難しいこともわかりました。

医療関係の設備も非常に高いんです。例えば、この人形

1体30万円くらいします。遠目にはただのQPちゃんみたいに見えるけど、首の柔らかさや体の重さが同じに作られていて、なんと大泉門(おでこの上の少し柔らかくなっている骨と骨の間の部分)まであります。
おむつを替える時の股関節の柔らかさや重さも新生児に近く作られてるし、写真では見づらいけどおへそにはへその緒を繋げるんです。

それから、標本

この骸骨は、人骨を使っているので100万円は下らないとか。そのほかにも神経や内臓や新生児の模型があったり、実際の脳をプラスチックで固めたものもあります。

そうしたところに非常にお金がかかります。

という説明の後、各教室を見せて頂きました。

まず見せて頂いたのは、実習室。


これは入院患者用の実習室。1つの別途を4人くらいの生徒で使って実習をします。

ここは、介護用の実習室。

経営的にも楽ではない、との話でしたが、それでも船橋の看護学校は偏差値も高く非常に人気があります。

その理由の一つに、実習の病院が確保されているからです。すぐ近くの医療センターで実習ができるので、学生にとっては安心して勉強できる環境です。

もちろん、生徒数を増やしたとしたら同じ環境が維持できるかはわかりません。

びっくりしたのは、生徒は20才前後の若い人は半数位で後の半数はいったん社会人をやってから入ってくる30以上の人ということです。そして、全体の1割が男子生徒。その割合が多いか少ないかはわかりませんが、精神や介護で今後は男性看護師のニーズは間違いなく増えていきます。

だから男子トイレをもっと作ったほうが良いと思う。

10年20年先の話ですが、私は、看護学校を大きくするのか大学にするのかわかりませんが、やはりたくさんの看護師を育て、船橋の看護師は質が良いと言われるようなブランド作りも目指してほしいと思います。

そのためにも、議会もしっかりと議論をし、協力できるところは協力していきたいと思います。

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中原しんすけ