児童虐待とDVの関係は? 児童相談所視察 | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

児童虐待とDVの関係は? 児童相談所視察

こんばんは、船橋市議の中原しんすけです。

今日の午後、新人議員4名で市川児童相談所(船橋・市川・浦安・鎌ヶ谷を所管)へ視察に行ってきました。

4人とは、私と公明党の松橋議員、市民社会ネットの三宅議員、凛の津曲議員です。

三宅議員の呼びかけで視察に行くことができました、ありがとうございます。

児童相談所所長から、施設の説明と虐待数の推移等の説明が1時間半程ありました。その後児相内を見学。

様々な説明をいただきましたが、私が一番気になったのが虐待とDVの関係及びその対策です。

児相が把握しているだけで、DVに関連していると思われる虐待は86件(市川児相が把握している虐待は、369件/H23年)あります。その関連という意味は、親のDVを見る事が精神的虐待にあたるというものです。

その話を聞いた時に船橋市男女共同参画センター所長に船橋市内のDVについて話を聞き、また所長の上長に対応策について聞いた時の事を思い出しました。

そして、DVについてのプロファイルができていれば、児童虐待の早期発見・対策ができるのではないか、と感じました。

家庭内でDVが行われていることを見れば当然それが精神的虐待になりますが、それだけではなく、DVを受けた人が子供に対し虐待を加えるという事は想定できます。

その可能性を何度も尋ねましたが、児相としてはそれを想定して対応をしていないので状況を把握していないとのことでした。

児相が助けなければいけない子供がどこにいるのか?もちろん通報も重要ですが虐待にあった子供をカテゴリー分けして次に虐待がおきそうな環境の子供を把握しておくことも必要ではないかと思います。

ビジネスの例で言うと、ポケモンを作っている会社はThe Wall Street Journalには広告を出さないけど少年ジャンプには広告を出します。それは、少年ジャンプを読んでいる層を把握しているからです。ポケモンで遊びたい層がどこにいるのか、何に接しているのかを把握しているから広告媒体を選べるわけで、任天堂本社の前に置いた自動販売機にポケモンを入れているだけでは会社は倒産するでしょう。

例えが長くなりましたが、男女共同参画センターの持っている情報からある程度虐待を予見できるのではないか、ということです。

その可否及び是非について船橋市と話し合ってみようと思いました。

最後に4人で児相の前で写真を撮り終了。

左から、津曲議員、私、松橋議員、三宅議員。

非常に意味のある視察でした。市川児相の皆様、ご協力ありがとうございました。

中原しんすけ