子供が勉強をする時。目から鱗の教育論。 | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

子供が勉強をする時。目から鱗の教育論。

こんばんは、船橋市議の中原しんすけです。

今日のお昼、市役所のみんなの党控室に塾を経営している先生とご友人の方に来ていただきました。

目的は、子供向けイベントの内容や方法についてお話をお伺いすることでしたが、それ以外にもとても勉強になることがありました。

当初の目的のイベントについて話した後、昼食時になったので外へ食べに出かけたのですが、そこで子供が勉強しない理由とやる気にさせるには、という話になりました。

どこの家庭でも、


「勉強しなさい」

子供
「わかってる」


「お父さんお母さんのためじゃなくて自分のためだよ」

子供
「やってるよ」

というような会話があり、そのうちエスカレートして喧嘩になってしまう。今日お会いした経営者はそうした家庭をいくつも見てきたそうです。

何を隠そう、中原家でも数日前に小5の娘と同じような会話があり、「そうなんですよ」と心から言ってしまいました。

しかし先生が言うには、子供にとって、それがいずれ自分のためになるということが言語では理解していても、体験が乏しいので実感としてイメージしきるのは非常に難しい。それよりも「自分のためにやる」と言われることは、親から自己完結を求められる事であり切り離された感覚を持つため、やる気よりも孤独感を与え安い。そして自分のためにやるなら自分の判断でやめることもできる、と感じることもある。という説明を受けました。

かなり衝撃的な内容でした。

しかし自分に置き換えてみると非常に理解できます。議員になる前に20年近くビジネスマンをしてきましたが、なぜ必死で働いて金を稼いできたか?それは家族のために他ならず、決して自分のためではありませんでした。もし妻も娘もいなくて自分の生活費だけを稼げばいいのであれば、つらく苦しい思いをしてストレスを抱えながらあそこまで一生懸命働くことがなかったことは容易に想像できます。もっともっと日々楽をしていたでしょう。

先生は、宿題をやった子供・テスト受けた子供たちに対し「僕のためにがんばってくれてありがとう。すごくうれしいよ。」と言うそうです。今まで全くなかった考え方であり目から鱗が何枚も落ち、鱗が落ち切った後涙も落ちるのを必死でこらえていました。他に沢山お客さんがいたので。

今日学んだことをどういかして娘を導くか、そして市政にどう反映させるか、今すぐ答えは出ません。しかし、新しい考え方を知り私の選択肢が増えたことは間違えありません。

人と会い、学ぶことは素晴らしい。ちなみに、私より1回り以上年下の28歳の若者です。楽しかった。

中原しんすけ