「1人1票比例代表制を求める意見書」を発議 | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

「1人1票比例代表制を求める意見書」を発議

こんばんは、船橋市議の中原しんすけです。

本日の定例会散会後に議会運営委員会が開かれました。みんなの党から「1人1票比例代表制を求める意見書」を発議しました。内容は以下の通りです。

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1人1票比例代表制を求める意見書

平等な選挙権をもつ国民による投票は、民主主義を維持する上で最も重要な要素であるにも関わらず、現在の日本では平等な投票価値が担保されていない。男女で投票価値が違う、または納税額により投票価値が違うと言うことは許されないが、住所による価値の差は放置されたままである。しかし地域により投票価値に差があることが放置されてきたのが現在の日本であり、憲法にも、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し」と書かれており、国民から厳粛な信託を受けた国会議員はその権威を保持するために早急な投票価値の平等化を行わなければならない。今まで多少の改善は行われてきたが、憲法14条、15条及び44条で保障される権利を具現化するまでには至っていない。そのため、以下を強く要望する。

真の1人1票を実現するため、「1人1票比例代表制」を法制化する事。

以上、地方自治法99条の規定により、意見書を提出する。

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5人の会派なので後20人の賛同を得られれば総理大臣及び所管大臣に意見書として送られます。

1人1票国民実現会議のサイトが非常に有名で情報も多く出ているので一度見てください。
http://www.ippyo.org/index.html

今まで、どこの選挙区に対してどこの選挙区は1票の価値が何倍ある、といういわれ方をされてきました。その言い方だと非常にわかりづらいので、逆の言い方をしてみます。

私の住んでいる千葉県船橋市民が投票する際、


参議院選挙千葉選挙区 0.29票 鳥取選挙区 1票
衆議院選挙千葉4区   0.43票 高知3区   1票

小選挙区では日本最低の価値しかありません。憲法14条では「人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係」によって差別をすることを禁じています。戦前は女性に選挙権はなく、また納税額によって選挙権の有無が決まっていました。しかし現在の選挙制度では住所によって明らかな差別が行われているのです。

それを是正していくことを求めて行きます。上記の1人1票国民実現会議は特定の政党を支持してはいませんが、政策が同じなので大きな新聞広告ではみんなの党意見が大きく取り上げられています。

それを見るたびに、「なんかおいしいなあ」とのん気に思ったりしています。

のん気に、というのはあくまでもその政策1点が一致しただけ、と解釈しているからです。

今後は、この1人1票の実現にもっと力を入れて生きたいと思います。あと、条例改正の発議案1つと意見書1つを出しているので改めてご報告します。

中原しんすけ