次期介護保険策定に関して | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

次期介護保険策定に関して

こんばんは、船橋市議の中原しんすけです。


昨日私立幼稚園振興大会の後、市役所へ戻り健康福祉委員会へ出席しました。健康福祉委員会も非常に活発な委員会で正副委員長打ち合わせも含めるとほぼ毎週行っています。


昨日は介護保険に関して。船橋の状況、今後の国の方針等の説明があり質疑をしました。


資料は事前に配られていたので、全体は把握できていましたが私はサービス付高齢者住宅について非常に強い興味と心配がありました。サービス自体はとてもすばらしいのですが、それを提供する事業者の負担が大きいのではないか?と感じていたからです。担当課長もはっきりとは言いませんでしたが、国や自治体の補助がそれほど充実していない中でのスタートは多少の不安があるのではないか、と感じました。


それ以上に私が気になったのが次期介護保険料の設定です。介護保険料の改定があり、全ての人の支払いが増えることになります。上昇率は、市から3パターン出てきました。前年課税金額に関わらず同率上昇するパターンA、極端に課税金額により差が出る(収入の多い人ほど保険料支払いが高い)パターンB、その中間のパターンC。


これに関してはいくつかの会派の議員と私は完全に意見がわれました。数名の議員は、収入が厳しい人にこれ以上負担させる必要はない。低所得者はほぼ上昇がないパターンCにすべきであり、収入の高い人はつき1万円くらい上がっても問題ない、という意見でした。


私はそれには全く反対で、介護保険料を払う年齢になればその時点での現実を全てとは言わないまでも自分の今までの実績として受け入れるべきではないかと思います。まだ20代の若者であれば社会の状況により理不尽な待遇を強いられることへの救済というのは必要と思いますが。収入の高い方達は悪いことをしたから高いわけではなく、努力をしリスクをとったからこそその収入と地位があるわけです。それに対するリスペクト無しにお金があるから無い人のために払うべき、というロジックが全く理解できません。日本は共産主義社会ではないので結果平等を担保する必要はありません。


だから私は、全ての人が定率上昇のパターンAで行くべきとつよくうったえました。といっても率が同じなので所得の高い人の上昇金額は非常に大きいものになります。つまりどれをとってもいままでがんばって高所得を得、税金も沢山払った人たちは老後の負担も大きいものになってしまうのです。


割りにあわないと思っているのではないか、と感じました。


最低限のセーフティーネットを確保しつつ努力した人が報われる、リスペクトを受けられる社会に変えていかなければと強く思いました。


中原しんすけ