受動喫煙防止条例 | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

受動喫煙防止条例

こんばんは、船橋市議の中原しんすけです。


本日10時から健康福祉委員会がありました。議案・陳情の質疑・採決を行いました。


今日話し合った陳情の中で「受動喫煙防止条例に関する陳情」というものがありました。簡単に趣旨を説明すると、

1、受動喫煙防止条例を制定すること

2、非喫煙者のために喫煙所を設置すること

3、受動喫煙による健康被害を防止すること

の3つです。


私は非喫煙者なので個人的には大賛成です。ただ議員として判断すると必ずしも大賛成ではありませんでした。最終的には賛成し全会一致で採択されましたが、受動喫煙防止条例に関しては必ずしも積極的では無い事を申し添えました。


というのも、神奈川で受動喫煙防止条例が施行されていますが、これは飲食店にとって非常に負担の大きい条例です。分煙にする場合の席数をそれぞれどうすべきか非常に難しい問題です。最大手飲食店のマクドナルドでさえ分煙によって空席が増えることは避けられません。また仮に喫煙所を店内に設ける場合、4人用の喫煙室を設置すると約6,7人分のテーブルが使えなくなります。これは設置及びメンテナンスコストが増えることに加え単純に売り上げが減ります。もちろん、タバコの煙が無いことにより集客効果が上がることも十分考えられます。今後受動喫煙に関して条例設置やそれに近い政策を実行する場合は必ず市内商店・飲食店を調査し影響を把握した上で進めていただきたいと思っています。


ただ、このような陳情が出るのはやはり駅の周りでの喫煙が非常に多いからだと思います。船橋駅北口の公衆トイレの前と津田沼駅デッキ上の2箇所は何とかして欲しいと言う話はよくいただきます。これについては市にも一生懸命考えていただいており、人も十分配置して掃除もしてくださっています。ただ、個人のマナーに依存するだけでは限界があるので喫煙者が利用しやすく煙がまわりにいかない施設を市のお金で作らなければいけないと思っております。


そしてポイ捨てと歩きタバコ。船橋ではポイ捨て・歩きタバコに対し2000円の過料を課していますが実際には注意のみで殆んどお金を取られている人はいません。実行しない条例であれば作らなければいいと思うのですが、注意をしてもやめない人からのみ過料を取るとの事です。


夜飯山満駅を出て飯山満口から線路沿いに歩いていると、必ずと言っていいほどタバコをすいながら歩いている人がいます。1本道なので煙をよけようがありません。市に注意喚起を駅周辺の道路に書いてもらいましたが、効果は限定的かもしれません。歩きタバコは煙よりもその火が非常に危険です。子供の顔の高さで1000度以上の火を振り回す危険性をきちんと理解してやめていただきたいと思います。歩きタバコに関しては市はもっと厳しく対応すべきでしょう。


と、いうところが今日の陳情に対する私の考えです。喫煙者を阻害することなく煙による害を最大限避けられるような施策とっていかなければ行けません。今後も引き続き市の担当課と話し合っていきます。


中原しんすけ