電力再生アジェンダ ~ 原発ムラの利益を守るのでなく、国民を守る! ~
こんばんは、船橋市の中原しんすけです。
今日は、みんなの党地方議員向け勉強会があり憲政記念館へ行ってきました。
約100人くらいの地方議員が来ていたでしょうか。この20年くらいで、新自由
クラブ、さきがけ、新党日本、立ち上がれ日本等いくつかの新政党が立ち上
がっていますが、地方議員をここまで真剣に生み育てようとした新政党は
なかったのではないでしょうか。
みんなの党が成功するか否かは今後の政党政治に大きな影響を与えると
思います。
今日の勉強会では、当選者何名かの話と江田幹事長の話のあとに渡辺代表
の話があり、いつものことながらとても楽しく勉強になりました。
いろいろな話をされましたが、その中でも「電力再生アジェンダ」についてが
最も印象的でした。詳しくはHPにも出ているのでそちらをご覧いただきたい
のですが、
http://www.your-party.jp/file/11ag_denryoku_110414.pdf
その中でも、3ページ目の3の(1)の③の電力事業の地域独占廃止・電力自由化
を政党が明確に主張していることはとても意味があることだと思います。
地域独占の電力会社(関東で言えば東電)が、発電から送電、小売までも一括
して行っていることが問題なのは、今回の計画停電でも明らかになりました。
一括して行うのは、電力の安定供給のためといい続けてきたのに停電をおこして
しまい、それどころか発電能力のあるところからの送電もできない仕組みに
なってしまっています。例えば森ビルは東電から電気を買わずに六本木
エネルギーサービスという会社が発電しそれを六本木ヒルズの人たちは買って
いるのですが、周辺の人たちが余剰電力をその会社から買おうとしても現行法
では、それは無理。また、JFEのように大きな工場を持つ会社は80万~100万kW
の発電能力をもっていますが、今回のような非常事態においてもそれを周辺
の人たちが使うことはできません。なぜか?勝手に電気を売り買いされると
東電の利益が侵されるからです。だからこそ、国も東電も嘘をつき続け原発を
作り続けたのだということがわかります。原発のように民間では作れない仕組み
が必要だと国民に刷り込むために原発が最もコストパフォーマンスが良いと
いい続けてきました。原発は、5円/kWだけど、水力や火力は10~25円/kW。
最もコストパフォーマンスが高い、と。私も少し前までこれを信じていました。
しかし、愕然としたのが、それはあくまでもランニングコストの金額だけで、
原発の製造コストと廃炉コストは税金から出ているとの事でした。
一番のお金のかかるところを税金でやってもらって、コストのかからない
ところを東電が行うのではそりゃ儲かるでしょ、と。
東電が儲かるかどうかは別にしても非常時に備え、購入先を選べるように
してもらう必要はあります。発電のできる工場から帰るようにしたり、太陽光
を東電に売電するのではなく、直接自宅の備蓄電池に蓄えられる仕組みも
販売され始めました。
最終的には9電力体制も崩壊し再編が行われるかもしれません。
そうした民間の知恵と活力を生かすにはやはりみんなの党しかないと思って
います。
選挙前から言い続けてきたように、しがらみがないからだれに遠慮すること
なく非効率を切り捨てることができます。
これからも応援してください。
中原しんすけ