大手メディアのプライオリティ | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

大手メディアのプライオリティ

こんばんは、船橋市の中原しんすけです。


みんなの党豊島支部の橋本さんも書かれていますが、痛ましい事件がおきました。


熊本県で3歳の女の子が連れ去られ殺害されるという本当にゆるせない事件です。


こうした犯罪が起きるたびに、どう表現してよいのかわからない程の激しい怒りを


感じます。


ただ、今日はこの犯罪自体よりもメディアの取り上げ方について書きたいと


思います。


というのは今回の女の子を殺した男は20歳ですが、ひとつ下19歳の浪人生が大学


受験でカンニング騒ぎがマスコミをにぎわせています。


昨日か一昨日の新聞では1面で大きく取り上げられていました。


ただのカンニングでしょ、と思う私は間違っているのでしょうか?もちろんカンニングを


肯定するわけでは一切ありません。許されざる行為ですしもちろん失格は


当たり前です。


でもそれで十分でしょ、というのが私の考えです。今回の騒ぎでこの浪人生と家族は


下手をすると社会的に抹殺されかねないほどのダメージを受けます。本当にそれで


いいのでしょうか?犯した罪(別にカンニングは犯罪ではありませんが)の重さで比


べれば3歳の女児を殺した男とは比べるべくもありません。


でもテレビでも新聞でも報道量は圧倒的にカンニングの方が多いんです。


犯罪の重さと社会に与える影響を考えたプライオリティ付けになっていないのは


なぜでしょうか?加害者のプライバシーは守られ被害者のプライバシーは無遠慮


に垂れ流される事には今日はふれません。


電波法や再販制度や記者クラブで膨大な聖域を認められているのは国民の知る


権利のためであり平均年収1,500万円のためではありません。


女児殺害とカンニングに関する情報の重要度の違いが理解できていないのと同じ


様に、民主党の内ゲバと中東での政変に関しても、どちらのほうが情報として


重要なのかをメディアは理解できていません。


なぜ私がプライオリティ、重要度に関してこだわるかというとそれこそが政治だと


思うからです。


予算を第3セクターに100億円使うのか、保育園と介護費と渋滞解消と治安維持


に100億円使うのか。


それを判断することこそが政治家が考えることです。


限られた予算内で最適配分を行う。これはビジネスマンが限られたリソースの


なかで最大利益を生み出す方法を考えるのと同じかもしれません。


政治活動を始めて日々感じることは、決して政治は特別なものではなく普通の


仕事、普通の暮らしの中にこそあることです。


だからこそ私が毎朝、毎晩駅頭でうったえる、


「普通の市民のための、普通の政治家による普通の政治」が必要だと思うのです。


そしてそれは市議や国会議員だけでできることではなく、有権者の責任こそが


重要と考えます。その責任とは投票に行くことです。


昔父に言われたことがあります。


「投票に行かないことは税金をドブに捨てることだ」


と。これも全てプライオリティ付けです。確かに休みの日に投票に行くのは面倒くさい


かもしれません。でもそれまで毎日必死働き、生活をして払った税金が無駄に


なることを考えればたいした労力ではないでしょう。


前回の船橋市の投票率は40%です。せめて80%の方は投票に行きご自身の払った


税金の使い方を自分の手で書いて決めていただきたいと思います。


もちろん私をご支持いただければうれしいですが、そうでなくても投票率が上がれば


最終的には政治は普通の市民の手に取り戻せると思います。


普通の市民の皆さんと一緒に何が最も重要か、なにからやらなければいけないのか


を考え、作っていきたいと思います。


明日は寒波が来ていて急に寒くなるようです。お体にお気をつけください。


では、明日から始まる1週間が皆様にとって良い日々でありますように。


中原しんすけ