無縁社会の大キャンペーン | 中原慎介オフィシャルブログ「船橋家族のために働く」Powered by Ameba

無縁社会の大キャンペーン

こんばんは、船橋市の中原しんすけです。


今日は駅立ちをした後に都内へ仕事で行きました。途中30分ほど


時間があいたので本屋に入りました。


売れてますね、NHKの「無縁社会」。


実際に無縁社会があるのかどうか、また今までと比べて増えているのか


私にはわかりません。またわかろうとも思いません。老老介護のように


目の前にある問題、他人の手助けがあれば全てではないにしてもかなり


の部分で楽になれるはずの問題があることは認識しています。そしてそれは


政治の責任で解決しなければいけないことです。


そもそもNHKの報道姿勢は、何を問題としているのかが不明確なんです。


非正規雇用が増えているのが問題なら、池田信夫さんのブログにあるように


非正規雇用者を社員にして解雇を禁止にすればいい。では、まずNHKで試しに


それをやてみればいいと思いますがいかがでしょうか?


まず、NHK労組が反対をするでしょう。


平均1,500万円のNHK社員の年収を半分にすれば数千人の非正規雇用者を


正社員にすることができます。もちろん社員もNHK労組も反対します。


既得権を握ったら決して放さない、そしてシステムも変えないというのが今の


日本の構造的な欠陥であり、この停滞感の大きな理由です。


何が言いたいかというと、既得権を握った人と握れなかった人との間の流動性


をシステムとして確保することが無縁社会や格差社会を解決するための


有効な方法のひとつだと私は考えます。


また、今までの政治がうまくいかなくなっているのは、諸問題に対して大きな政府で


対応しようとしてきたからです。そして更に問題を大きくしたのが大きな政府の


バラマキ政策で恩恵にあずかった人たちを票田にする、と言う政治を60年間


行ってきたからです。


なんとかだから何とか保険、なんかで困っているからなんとか補助金。


おまけに日銀が円を刷らないからインフレにもなりようがない。そして永遠の


スタグフレーション。


私は有権者に聞きたいです。そんなに利権が欲しいですか?補助金が


欲しいですか?ばら撒かれたお金でわずかでも潤ったほうがいいですか?


それよりも、小さな政府で税金を圧倒的に少なくし活力と誇りにあふれた


社会を作って行きたいと思います。


もちろん私はリバタリアニズムを支持しているわけではありません。


みんなの党のいう優しさを持った小さな政府を支持しています。いざと


言うときに最低保障をきちんと整備している社会もあわせて目指して行きます。


私が「無縁社会大キャンペーン」にいいようのない不快感を感じるのは、私が


目指す活力と誇りのある社会と対極にある、ナチスドイツや共産主義のような


集散主義的な感じを強く感じるからです。NHK社員が高給のエリートであると


いうことも集産主義に近いでしょう。


なんでもかんでも税金を使えばいい、という考え方は既に破綻しています。


最低限を保障し、それ以上は自分の努力で手に入れる社会こそが最終的に


弱者にとっても優しい社会になります。


小さな政府と大きな政府、そしてリバタリアニズムと集散主義については


書いているとこのまま何時間でも書いてしまうのでとりあえず今日は終わりにします。


近いうちに続きを書きます。


では、毎日寒いですが明日も皆様にとって良い日でありますように。


中原しんすけ