私たち資格者は法律で規定されている専門分野があります。

別の言い方をすると役所ごとに資格者が決まっているという捉え方もできます。

例えば、不動産の登記は法務局でしますが、法務局の仕事をする資格は司法書士さんです。

税務署に対しての専門家は税理士さんです。

比較的幅広いのが行政に対しての申請などを専門とするのが行政書士ということになります。

では、お客様のお困りごと、特に相続の手続きなどはこれら資格者の業際が関係する部分であったり、まったく専門資格がない分野もたくさんあります。

各資格者の専門分野に対しての専門性、知識などはもちろん研鑽を常に重ねていくことが大切です。

自分の視覚以外のことについても知識や知恵があることって、相続手続きのような業務にはより必要になると思っています。

昨日のお客様もうちの事務所で午前中にご相談した後、もう一か所午後から相談に行くと言っていました。

夕方、電話がかかってきて、今から戻っていいか?とのこと。

もちろん引続きご相談をうけたまわりました。

午後のところでは、お客様が一度話したことをなかなか理解してもらえず、質問に対しても的確な答えが返ってこず、大切な家族の相続をまかせるには忍びなく感じたと伺いました。

午後、相談に伺って20分もしないうちに、もう一度戻って頼みに行こうと兄弟5名ですぐに意見が一致したということでした。

私としてはうれしい限りですが、相談業務をメインにしている人間にとってやはり知識だけに終わらない人間力が大切だと改めて実感しました。

スタッフともども人間力を向上させるためには?を常に考えて業務に取り組みたいものです。