垂れ桜に勘三郎さんを見る

赤坂大歌舞伎見てきました

中村勘九郎さんが3役を演じ分ける


『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』


出演は
中村勘九郎さん
中村七之助さん
中村獅童さんなど


最近歌舞伎に


はまりつつある私ですが、


まだまだ初心者マークバリバリ




おせんべいの歌舞伎揚げ


のパッケージと同じ


黒色と柿色と深緑色の


幕がステージに下がっているだけで


『あー歌舞伎揚げと同じだ～』


と興奮しちゃうくらい(笑)





でも今回の作品は


そんな私でも


すごく見やすかったんですょ


この作品は


先日亡くなられた


18代目の中村勘三郎さんが


リバイバルさせた思い入れの深い作品


中でも見所は


一人が3役を演じ分け


しかもその3役が


私達の目の前で早変わりする所！


さっき下手から出ていったのに


次の瞬間上手から


別の役となって登場しちゃうんですもの


まるで手品か


Daigoさんの


『これがメンタリズムです～』


を見ているような気持ちに





伝統を守り伝えるのはもちろんのこと


新しい歌舞伎ファンが増えるよう


演出に工夫を重ねた


勘三郎さんに


歌舞伎界へのただならぬ思いを感じつつ、


その思いに答えるべく


一生懸命演じる


勘九郎さん達の真っ直ぐな姿勢に


心打たれました…


一流の継承を目の当たりにすると


気が引き締まります。




そんなことを考えながら


会場を出たら


目の前の垂れ桜が


咲き始めていて…


もしかすると


息子さんたちの舞台に


お父様の勘三郎さんが


花を添えたのかもしれないなと思ったら


さらに胸が熱くなりました…




ちょっとロマンチックなこと


言っちゃいましたかね