特定空き家について。
初質問から「空き家問題」について、継続的に質問してきました。
今回の質問は、河内長野市内の特定空き家についてです。
任期半年で、特定空き家が一件解決できました。
これも、市民の方の声を、市民の方とともに議会へ届け続けた一つの結果だと思います。
現在、空き家の問題は河内長野市にとっても深刻な問題です。
本来は、不動産業者に売却され、新たな所有者が購入する、この流れが起こるはずです。
しかしながら、この流れにならない「空き家」がどうしても存在してしまっています。
その結果、大きく懸念されることが、二点あります。
一つは、空き家で繁茂している樹木の問題。
隣接する方の敷地に樹木の枝が入り込むものの、伐採できずに対応が大変。
周辺の近隣の方の住環境に影響します。
そして、もう一つは、不動産業者に出ない空き家の有効活用ができない。
大阪市内へ約30分で通勤できる利便性があるため、新たに住宅を購入したい方に対して、提供しにくい。
全国的に少子高齢化が進んでいる中で、河内長野市は府内でも特に深刻。
空き家問題は、市民の方の住環境、そして人口減少問題を抱える河内長野市にとっても大きな問題です。
そんな中、特に問題となるものが、特定空き家です。
行政が指導等が可能となる空き家のことです。
河内長野市内にある特定空き家は現在一軒です。
空き家の問題は、解決に至るまで、どうしても年月がかかるものです。
この解決に向けて、市はどのように取り組むのか、また、市の取り組み状況を相談者の方などに伝えるなど目に見える取組みは出来ないものか質問しました。
特定空き家について、市の答弁は以下のように答えています。(初回答弁抜粋)
「本市における特定空家等への対応としましては、平成30年2月に特定空家等審議会を開催し、3軒の空家について特定空家として空家等対策特別措置法に基づく指導を行ってまいりました。その結果、3軒の空家のうち平成30年9月に1軒、同年12月にさらにもう一軒が、所有者の管理行為により特定空家等の状態が解消されました。残りの1軒につきましても、文書による指導を行いながら定期的に所有者や関係者と直接話を行い、適切な管理を指導しているところでございます。
また、台風により倒木が里道を塞いだ際には、通行人や周辺への危険の切迫性等を勘案し、里道の管理業務として市で通行確保を行うなど、状況に応じた対応も行っております。
今後の対応といたしましては、周囲に及ぼす危険度を勘案しながら対応策を検討してまいります。その際には、現場の状況につきまして特定空家等審議会の委員のご意見をお聞きした上で、法に基づく勧告を行うなど、所有者に対する指導の強化も考えてまいります。
特定空家等の解決は、地域の生活環境の向上に関し重要であると認識しており、今後とも引き続き、所有者に対して粘り強く空家等の適切な管理について指導を行ってまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。」
この太字のところ、大きな進展です。
市の答弁で、具体的な回答はかなり本気で取り組む姿勢を表します。
この太字をカットすると、具体性が欠けてしまいます。
近い将来、この特定空き家も解決できるのではないか、そう感じた答弁でした。
解決するまで、追い続けたいと思います。