仲川希良オフィシャルブログ「キラキラの素」Powered by Ameba


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お料理ブログの流れで今回はあやひょんさんとおしゃべりしたいと思います

ごはんがうまく食べられなくなって数年というあやひょんさん
コメントいただいてからもう一年近く経ったわけですが…(申し訳ない……)
今はもうすっかりすっきりお食事出来てるかな?そうだといいな!と思いつつ


実はお返事を考え込み過ぎて後回し後回しになっていたところがあります


どのような形にせよ食事に違和感を持つ経験をした事がある人は意外に多いんじゃないかしら
私も今まで何度か周りにそういう友達がいた事があったなあ

その子達は病院の先生に力になってもらったり同じような経験をした友達に支えてもらったり


あやひょんさんが何をきっかけにどういう形で食事に違和感を持つようになったのかは分からないので
(そして分からないまま書き進める事にとても不安を感じていますが)

私にとっての個人的な「ごはんを食べる事」のお話をしようかなと思います

あやひょんさんは
「食べ物にも、その食べ物が出来るまでの全ての過程にかかわった方や物や環境も、とても尊いものだと感じるようになりました。」
と書いていたから

私よりずっとずっと広く深く食事について思いを巡らしているのだろうなと思います

私自身は食事に対して長期間深刻な問題を抱えた事はないので
あやひょんさんや他の皆さんも「こういう人もいるんだな」程度に受け取ってもらいたいな
納得出来なかったり不快に感じた場合は遠慮せず読み飛ばしてね!


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食べたいという欲求は生き物として自然なもの

生きるには何かしら食べなきゃいけないし
それは人間に限った事ではないですよね

草は土を食べ
青虫さんは草を食べ
鳥さんは青虫さんを食べ
人間は鳥さんを食べ

…人間は土になる?

ふふ
壮大な話になってきました


食事とは何かの命を奪ってするものだと意識するという事は重いでしょうか?
でもそれは人間のみならず生き物全てに共通する事実

土から謙虚に食べ物を得ている植物達は素敵だなーと思う事は私もよくあります
でも勢いよく虫や動物を食べるパワフルな植物も居るしね!

食事のスタイルは生き物それぞれですがみんな他の生き物の力をいただいています


人間の中にもお肉を食べないと決めて食事をしている人がいますね

宗教的な理由は繊細だし詳しくないので省きますが
もし「動物を殺して食べるのがしのびない」と思ってる人がいたとしたら私個人的には大いに疑問
植物には命が無いと言うのでしょうか?人参だって大豆だって苺だって生きているもの


みんな誰かの命をいただきながら生きています
むしろ誰かの命をいただかなければ生きられない

弱肉強食というと激しいものを想像するけれど
弱ったネズミに群がるのは小さな虫さん達よ


「いただきます、には命をくれてありがとうの意味があります」

と教えてくれたのは誰だったかなあ
いただきますの語源には諸説あって上のような場合は仏教的な考え方が影響していたりするようですが
私は言葉通りに受け取ってとても感動した覚えがあります

「いただきます」は大事な挨拶

そして食事のそういうところに思いを馳せると
生き物達は皆食事を通じて命を与え合い支え合って生きているんだなと実感します



さて話をもう少し身近なところに戻しましょうか!

よく「これ食べたら太る」なんて言葉を女の子から聞いたりするけれど
それが口癖になってる子に朗報です
「食べたら太る」んじゃなくて「食べた分使わないから太る」んです!

太るのが怖くて食事が苦しくなってしまう人もいるかと思いますが
さっきも言ったように生きるには何かしら食べなきゃいけないんだもの
快楽の挙げ句太るために食べてるんじゃなくて元気に身体を動かすために食べてるのよ

生きるために必要不可欠な行為が今やこんなに趣向を凝らした楽しいものとなり
一般的に言えばその楽しみを味わえる時間が日に三度もやってくるのです

なんて素敵!

太るのを気にしている人ならばなおさら
「こんなに素敵な食事をしたから元気いっぱい!頑張れそう!」
って食べた分ガンガン使って良い仕事をしてほしいなあ


私はおなかがへると本当に何も出来なくなってしまうタイプなので
しっかりごはんはまさに元気の源!

素材自体にも作ってくれた人にも
ますますありがとうの気持ちを持たなくちゃと思います


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あやひょんさん
ごはんを食べることをポジティブに受け取れるヒントは何かありましたか...?

「生きるために必要な当然の行為」ってだけでなく
人間関係を作る場であったり家族団らんの場であったり
その充実度には栄養素や美味しさ以外に見た目や雰囲気や会話が関わってきたり

食事ってとても複雑で味わい深いもの
なかなか簡単にまとめる訳にもいかない話ですねえ


食事に違和感を持つ人の多くは直接は関係ない部分での経験やストレスが影響しているとも聞きますし
万が一今も「なんだかさっぱり、きっぱり、ごはんが食べられません。」という状態が続いているのなら
身体の健康を保つためにも心の健康を保つためにも病院に頼ることを忘れないで

「そんな自分があまりすきじゃありません。」と書いていたけれど
変えてみたいと思った時点でもう解決の糸口立っているので決して焦る必要はないです
「そんな自分」をまずはじっくりいたわって優しくしてあげて下さいね


あやひょんさんが健やかにごはんが楽しめますようにってお祈りしています☆



***希良***