7日目

 

※この投稿は、あくまでも娘の立場から見た個人の感想であり、個人差があります。介護初心者が感じたことと思ってください

 

 

見守り介護前②

 

 

2019年のちょうど、今頃、いよいよ事件は起こります。

もう、うやむやに先延ばししたり、両親の老々介護を見て見ぬふりはできなくなりました

 

 

老々介護を支えていた、父親がコンビニの前でひっくり返り、大腿骨骨折

で救急車で運ばれました

 

 

父親は毎日の母親の薬の管理だけでなく、毎日のスーパーでの買い物(母は巻き寿司とバナナが

好きなので毎日買っていました、余談ですが照れ)から生活全般を支えていましたので、父がい

ないと母親の暮らしはたちまち破綻(←今思えば、かなり認知症が進んでいましたが、一人でも

なんとか破綻しながらトラブルを起こしながら在宅生活が出来た可能性は30%くらい

 

 

東京にいた娘の私にも連絡が入りました。それは、私が初めて転職をして2日目のこと

全然、手が離せないのですえーん

 

 

慌てて、ケアマネージャーさんと相談し、母親を施設に緊急避難させることに

 

しかし、母親は社交性がなく、これまでも、ディサービスや、訪問してくれるケアマネとコミュ

ニケーションをとらないタイプしかも、身体は丈夫で、めちゃくちゃ抵抗しそうでした

 

 

まずは、娘が電話して説得しても「なんでそんなとこ行かなあかんねん!!」

の1点ばり、どんどん興奮していきます

私が同居していれば話は別ですが、その時の母親の一人暮らしは無理!

父親がいないだけで、母の生活はいきなり破綻です

 

その頃の母は血圧も高く、夜中に救急車を呼んだりしていましたから一人暮らしは無理と判断し、

ケアマネさんと作戦を練りました

 

 

明朝、車で拉致する作戦びっくり(家族了承の上)

遠距離介護の辛いところは、今日、できなかったから明日とはできないのです。

私が帰省する1回だけのチャンスにミッションをクリアしないとならない

トム・クルーズばりの、”失敗を許されない”一発必殺のミッションなので

緊張感が半端なく、神経が休まりません

 

 

お医者さんには比較的従う母親だから、白衣を着たスタッフ3名が母親の「検査」をしたいので

と連れていく作戦。私も心配で東京から、大阪まで帰省していましたが、私が顔を出すと

「助けて」とすがるはずなので、近くで待機するが顔は出さない作戦。ひどい・・?

私は、今でもそのケアマネさんには感謝しています(その時はそれしかなかった)

 

 

結局、母親は、白衣を着たスタッフに、あれよあれよと連れていかれ、無事、施設に入居

 

 

認知症が功を奏したのか、あんまり状況を覚えていなかった為、なんとなく、そこで過ごすこと

になりました(緊急のショートスティの扱いだったと思います)

 

 

その際、どれだけ慌てていたか

 

 

母親は連れていかれる際、靴も履かず室内スリッパのまま、財布ほか何一つ

持たないでの入居となりました

 

一人残された実家は、かび臭く、暗く、ただ暗く、

 

私はコンビニで買ったお弁当を2口食べるくらいしか食欲がなく、

 

ただただ、これからどうなるんだろうと暗闇に吸い込まれるような気持ち。

あー、私もとうとう介護離職しないといけないかなー、独身なのに介護まっしぐらか

途方に暮れるだけでした

 

なぜなら、当時、私は、なんの知識も、準備もしていない、介護のド初心者だったので

介護=暗い、人生終了ーの印象しかなかったのですガーン つづく。。。

 

さーて、ここでも母親の人生の分かれ目、このような場合、ほかにもっといい選択肢があったでしょうか

お気軽にコメント欄へアドバイスください

 

 

 

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