強い経済と強い政治の再構築を(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

強い経済と強い政治の再構築を(中川秀直)

終戦から67年目を迎えた今日、靖国神社に参拝し英霊に感謝の誠を捧げ、全国戦没者追悼式で、戦没者の御霊の安からんことを心からお祈りをしてきた。

毎年8月15日、尊い犠牲を礎に成り立つ戦後日本は、戦没者の皆さまに胸を張れる姿なのかを静かに思う。

まるでどこかの独裁国家の恐怖政治のもとのごとく、いじめの名のものに子供が犯罪行為から法的に保護されることなく自殺に追いやられている疑いのある事案が浮上した。

また、20年デフレの日本の国際的地位の低下をみすかすかのように、わが国固有の領土についての現状を変更しようとする動きが続いている。

そして、今日、尖閣諸島に外国人が不法に上陸した。2010年の菅政権の尖閣沖漁船衝突事件への対応のように、「初めは強腰、最後は弱腰」というのは最悪の選択である。今回、入管難民法違反容疑で活動家を逮捕しておきながら、周辺国の反発にたじろいで曖昧な政治決着をした場合、日本の領土主権への決心が揺らいだとみなされ、日本への挑発行為は激化の一途をたどることだろう。民主党政権によるそのような無責任外交は二度と許すことはできない


いずれにしても、20年デフレを原因とする経済の弱体化と2009年以来の民主党政権下の政治の混乱が周辺諸国の挑発的行為を呼びこんでいる。

「第3の敗戦」言われる今、一刻も早く、強い経済と強い政治を再構築しなければならない。

強い経済と強い政治を再構築により、「第3の敗戦」後の復興を完遂する歴史的責務を果たすのは、どの政治勢力か。新しい日本をつくる新たな改革政治勢力なのか。自民党と民主党の大連立なのか。答えは民意の中にある。自民党は謙虚に民意の声を聴くべきである。

(8月15日記)