「近いうちに国民に信を問う」=どちらかの党首が代われば合意は無効? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

「近いうちに国民に信を問う」=どちらかの党首が代われば合意は無効?

秘書です。
民主党の輿石東幹事長が9日の記者会見で示唆したのは、もしも、野田首相が退陣したら、「近いうちに国民に信を問う」の合意は無効ということ?



「近く解散」、党首交代なら無効=輿石氏
時事通信 8月9日(木)15時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000086-jij-pol
 民主党の輿石東幹事長は9日の記者会見で、野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が「近いうちに国民に信を問う」ことで合意したことに関し、「9月にお互いに代表選がある。2人とも代わってしまうことはまずないと思うが、2人がいなくなったら話は終わりだろう」と述べ、民主党代表選と自民党総裁選の結果、どちらかの党首が代われば合意は無効になるとの認識を示した。
 また、輿石氏は「新たな事態になれば、その時点で再度(合意を)やったらいい」と述べ、党首が交代した場合、合意の有効性を確認する必要があるとの考えを示した。 


自民・石原氏「不誠実な政党」 早期解散に否定的な民主・輿石氏を批判
産経新聞 8月9日(木)12時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000551-san-pol
 自民党は9日の臨時役員会で、中小野党が衆院に提出した内閣不信任決議案の衆院本会議での採決について棄権する方針を決めた。賛成すべきとの意見も出たが、民主党の離党者が新党を結成するなどして提出された経緯を踏まえ、「内輪もめの不信任案の採決には加わらない」(石原伸晃幹事長)と判断した。

 また、石原氏は役員会後の記者会見で、民主、自民、公明3党の党首会談で衆院解散時期を「近いうちに」とした合意に関し、民主党の輿石東幹事長が今国会中との解釈をとらず、早期解散に否定的な考えを示したことを批判した。

 石原氏は「党首会談で決まったことを(民主党の)ナンバー2が『無視すればいいんだ』と言ってしまえば、物事は成り立たない。不誠実な政党であることは明らかで、このような政党が国政を牛耳るのは国民にとって不幸だ」と述べた。



「近いうち」に解散で3党首合意 輿石氏「近いうちは近いうち」
(08/09 00:59)FNN
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00229160.html
野田首相は8日夜、自民党の谷垣総裁、公明党の山口代表と3党首会談を行い、消費税増税法案を早期に成立させるとともに、法案成立後、近いうちに国民に信を問うことで電撃合意した。
決裂ムードから一転、密室で交わされた「近いうち」の解散・総選挙。
早くも永田町では、その時期をめぐり、さまざまな臆測・解釈が乱れ飛び始めている。
違う方向を見たまま、一切目を合わさない両者。
午後7時30分すぎ、野田首相と自民党の谷垣総裁とのトップ会談。
その後、公明党の山口代表も加わって行われた民主・自民・公明党の党首会談。
会談後、野田首相は「一体改革関連法案が成立をした暁には、近いうちに国民に信を問う」と述べた。
党首会談では、3党合意をふまえ、消費税増税法案などを早期に成立させたあと、近いうちに国民の信を問うことで合意した。
自民党の谷垣総裁は「『近いうちにですね』というふうに確認をしたということでありますから、極めて重みのある言葉でございまして。信頼をして、必ず信頼に応える行動をしていただけるだろうと」と述べた。
3党トップの電撃合意。
しかし、党首会談の直前までは、「近いうち」とは別の、ある言葉をめぐって、険悪なムードが漂っていた。
民主党は、解散の確約を迫る自民党に対し、消費税増税法案の成立を求め、解散時期を「近い将来」とすることを提案した。
自民党の石原幹事長は「『近い将来』っていうのは、いったい、いつを指すのかということは、全くわかりませんので。そこはやはり、もっと具体的な表現をですね、言っていただかなければ」と述べた。
野田首相は、民主党の両院議員総会で「解散の時期を明確化する、明示するということは、どんな事情があってもできません」と述べていた。
「近い将来」から「近いうち」へと変わった解散時期。
自民党は、強硬姿勢から一転、柔軟姿勢へと大きくかじを切った。
しかし、いったいどこが違うのか。
ある自民党幹部は、「『近いうちに』の方が、近いということだ。『将来』を消すのに、どれだけ苦労したことか」と話した。
また、別の自民党幹部は「『近いうち』は、今国会中だと思っている」と話した。
一方、民主党中堅議員は「執行部は、『近い将来』と『近いうち』は同じことだと説明していた」と話している。
8日夜の合意で、早ければ10日にも成立するめどが立った消費税増税法案。
今後の焦点は、「近いうち」がいつになるか。
自民党の谷垣総裁は「(『近い将来』と『近いうちに』の実質的な違いは?)それは、皆さんの解釈に任せます。それ以下でも、それ以上でもないと、こういうことです。『近いうちに』ということです」と述べた。
公明党の山口代表は「それ以上でも以下でもないというふうに、われわれは受け止めております」と述べた。
野田首相は「(自民党との間で密約はあるのでしょうか?)ありません。その時期を具体的にあれこれと議論するということは、ありませんでした」と述べた。
解散の前提について、7月の国会で野田首相は、一体改革関連法案に加え、衆議院の選挙制度改革法案、赤字国債の発行に必要な特例公債法案、公務員制度改革法案などの成立を挙げていた。
近いうちの解釈について、8日夜、民主党の輿石幹事長は「(『近いうちに』とは今国会中?)そんなことはないでしょう。『近いうち』は、近いうちでしょう。解散をしたくないじゃなくて、解散できない、できる状況じゃないでしょってこと。そんな『近いうち』にこだわる必要はない。1人ひとり、『近いうち』という解釈をしていただければ、それでいい」と述べた。
まだまだ波紋を呼びそうな、「近いうち」の解釈。
その決着は、近いうちにつくのだろうか。