日本製造業の失敗の本質に関する一つの視点 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

日本製造業の失敗の本質に関する一つの視点

秘書です。
失敗の本質。
失敗から明日への教訓を学びましょう。



シャープ元幹部が実名で明かす 日本のテレビが韓国製に負けた「本当の理由」
2012年7月17日 週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33013

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2011年第4四半期における薄型テレビの収益における世界シェアは、トップが韓国・サムスン電子の26・3%、次いで韓国・LG電子の13・4%。日本勢はソニーが3位の9・8%、4位パナソニック6・9%、5位シャープ5・9%なので、3社合計でサムスン1社に及ばない状況です。
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日本のメーカーの行動原理は、「利益が出た翌年には設備投資を行うが、赤字になったら絞る」というもので、リスクを嫌うサラリーマン社長的な発想でした。
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薄型テレビを例に日本の製造業の敗因を分析すると、「投資戦略」と「自前主義」に行き着きました。日本の家電メーカーが同じ轍を踏まずに競争力を維持していくためには、国際的に協力関係を結んだ企業間で知識や技術を摺り合わせる「インテグラル化」を進めて、高度な知識創造を行うこと。そして、製造では「グローバル化」を大胆に推し進めることが必要だと思います。