民主党のトロイカは崩壊したけれど、欧州ではトロイカ代表団に要注目 | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

民主党のトロイカは崩壊したけれど、欧州ではトロイカ代表団に要注目

秘書です。
民主党のトロイカは崩壊したけれど、欧州ではトロイカ代表団に要注目。知り合いのエコノミストから欧州情勢のことをお勉強。


ギリシャ:トロイカが新財務相と5日会談-カティメリニ紙
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6KW2L6KLVR401.html
  7月3日(ブルームバーグ):ギリシャに金融支援を提供する3つの国際機関、通称トロイカの代表団は5日にギリシャのストゥルナラス新財務相の正式就任後に同相と会談する。ギリシャ紙カティメリニが情報源を示さずに報じた。

同紙によると、欧州中央銀行(ECB)と欧州連合(EU)欧州委員会、国際通貨基金(IMF)の代表団は7日にアテネを去るが、技術チームは同地に残りギリシャの経済目標達成状況を検証する。技術チームの検証は22日までに完了し、代表団が24日にアテネに戻って検証結果をギリシャ政府と協議するという。

原題:Troika Heads to Meet Finance Minister July 5, KathimeriniSays(抜粋)

→この日程に基づくとすれば、ギリシャ問題については、今月下旬からウォッチが必要と。

イタリアの銀行も要救済か、状況悪化なら-バークレイズ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6L4U46KLVR401.html
  7月3日(ブルームバーグ):ウニクレディトやインテーザ・サンパオロなどイタリアの銀行も、融資焦げ付きが「基本シナリオ」を上回ればスペインの銀行のように救済が必要になる可能性があると、バークレイズが指摘した。

バークレイズの基本シナリオの損失額は1350億ユーロ(約13兆5400億円)。ロンドン在勤のシニア調査アナリスト、ジョナサン・グリオナ氏は2日付のリポートで「当行が想定した状況悪化のシナリオは極端ではあるものの、あり得る展開であり、この場合銀行は外部からの資本注入が必要になる可能性がある」と分析した。悪化シナリオは貸倒損失を融資残高の約14%に相当する2050億ユーロと想定している。

基本シナリオの貸し倒れ率は9%。スペインについては11%を想定している。

グリオナ氏は「不良債権の水準の高さと国内経済の弱さがイタリアの銀行に相当の貸倒損失をもたらすだろう」とし、「スペインの場合で見られたように、市場はしばしば、銀行が利益によって資本不足を克服するのにあまりに長くかかりそうだと見ると、その時間を銀行に与えない」と指摘した。

原題:Italy Banks Could Need Aid in Adverse Scenario, BarclaysSays(抜粋)

→「スペインの場合で見られたように、市場はしばしば、銀行が利益によって資本不足を克服するのにあまりに長くかかりそうだと見ると、その時間を銀行に与えない」という言葉が、要点をついていると。