1ドル=80.24円、なう(4月28日7:59) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

1ドル=80.24円、なう(4月28日7:59)


秘書です。

1ドル=80.24円。
円高方向に進んでいます。

FRBの追加緩和(QE3)の可能性を市場が観測しはじめました。

このように、金融政策は為替に効きます。


金融政策は為替に効かない、という人は「為替に効かない程度の金融政策は、確かに為替に効かない」といったほうが正確だと思います。同様に「デフレを脱却できない程度の金融政策は、確かにデフレを脱却できない」と。

米国の物価連動債も、例えば5年ものは、一時2%を割り込んでいたけれども、再び2%に戻しています。マーケットは2%というインフレ目標を信認していますね。


日本の物価連動債は、例えば5年ものは、上昇を続けていますが、まだ、0.5%。日銀自身が自分たちだけではデフレ脱却の力(物価上昇率を決める力)はない、といい、そして、2013年度の物価上昇率を1%未満にしているのですから、仕方ないですね。しかも、物価連動債は信頼できないといっているのですから、相互不信ですが。(アンケート調査は日銀の見通しに収れんし、日銀の見通しは市場の見通しを参考にし、その見通しの的中率は?)

NY外為市場=ドル下落、米GDP受けFRBの追加緩和観測強まる  
2012年 04月 28日 07:33 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT812455420120427



ドル/円    終値    80.24/30
        始値    80.71/72
    前営業日終値    81.03/05
 
ユーロ/ドル  終値   1.3252/57
        始値   1.3238/39
    前営業日終値   1.3189/91
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 [ニューヨーク 27日 ロイター] 27日のニューヨーク外国為替市場では、ドル
が対円とユーロで数週間ぶり安値に下落。第1・四半期米国内総生産(GDP)速報値が
予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測が強まった。
 この日実施されたイタリア国債入札が無難に消化され、ユーロ圏周辺国債への懸念が和
らいだことからユーロは上昇した。
 第1・四半期GDPは年率換算で前期比2.2%増となり、ロイターがまとめたアナリ
スト予想の2.5%増を下回った。民間設備投資の減少や在庫積み増しペースの減速が響
き、前期の3.0%増から鈍化した。
 投資家が5月4日に公表される4月の米雇用統計を意識するなか、取引高は抑えられた。
第1・四半期GDPがどちらの方向に修正されるのかを見極める上で、雇用統計は重要な
手掛かりになる。
 
 フォレックス・ドットコムのシニア為替ストラテジスト、ダニエル・ファン氏は「GD
Pは予想を下回り、FRBがQE3(量的緩和第3弾)に踏み切る可能性が高まった」と
指摘。市場はスペイン格下げには反応薄だったとし「FRBが動くとの期待でリスク資産
が上昇の勢いを維持している。QE3の可能性が強まっていることは、ドルにとっては悪
材料だ」と話した。
 
 ロイター・データで、ユーロ/ドルEUR=は終盤、0.24%高の1.3240ドルと
なった。一時3週間ぶり高値となる1.3270ドルをつけた。この日の安値は
1.3155ドル。週間ベースでは0.356%上昇。2週連続で上昇した。
 ドル/円JPY=は終盤、0.79%安の80.37円。一時米経済指標が重しとなり、
80.35円まで下落し、4月半ば以来の安値をつけた。週間ベースでは、1.447%
下落した。
 
 円はドルとユーロに対してしっかりで推移。日銀が27日開いた金融政策決定会合で、
資産買入基金による長期国債買い入れ額を10兆円拡大するなど、追加緩和を決定したこ
とについて、大胆というよりも漸進的な措置との見方が広がった。
 日銀の政策決定を受けて、国内輸出業者が円買いに動いた。市場関係者は、日銀の追加
緩和は、ドル/円を3月につけた11カ月ぶり高値に押し上げるには十分ではなかったと
話した。
 
 市場では、スイスの準公的機関がユーロ買い・スイスフラン売りに動いたとのうわさが
聞かれた。これはユーロを対ドルで支援したという。
 ユーロは対スイスフランEURCHF=で、前日比ほぼ変わらずの1.2011スイスフラ
ンとなった。この日の安値は1.2001スイスフラン。
 ドルは対スイスフランCHF=でも3週間ぶり安値をつけた。
 ポンド/ドルは、0.51%高の1.6256ドル。10営業日連続で上昇した。