デフレ脱却に向けた出口が見えるようにしたい←デフレ脱却は数値目標ではないということ | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

デフレ脱却に向けた出口が見えるようにしたい←デフレ脱却は数値目標ではないということ

秘書です。

財政・金融面で政府・日銀が一体となってデフレ脱却に向けた出口が見えるようにしたい

デフレ脱却に向けた出口が見えるということは、目標はデフレ脱却ではなく、デフレ状態が続いているんですね。


安住財務相:政府・日銀一体でデフレ脱却加速を-日銀法改正必要なし
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2B3TS0D9L3501.html
  4月11日(ブルームバーグ):安住淳財務相は11日午後、ブルームバーグ・ニュースなどのインタビューに応じ、「この1年の世界経済を占う上で、今月は非常に重要だ。前半の流れを決定付ける月になる」と述べ、「財政・金融面で政府・日銀が一体となってデフレ脱却に向けた出口が見えるようにしたい」との認識を示した。日銀法改正については必要ないとの見方を示した。

財務相は日銀が10日の金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことに対し、「1%という『物価安定のめど』を決め、日銀としてデフレ脱却への意志も十分伝わってきた。日銀が出し渋っているということではない。今年2月の緩和策が経済活性化に有効かどうかについて見極めた上で次回会合に臨んでいただきたい」と述べ、今月27日の決定会合での結果を見守る姿勢を示した。

一方で、足元の日本経済について「決して実態が悪いわけではない。個人消費、企業の投資、金融機関の貸し出しも含めて去年と違う活発な動きが出ている。復興需要は本格化し、予算成立による財政出動に伴う企業の収益は十分見込まれる」と述べ、政府としてもデフレに関する閣僚会議を設置するとし、日銀と歩調を合わせてデフレ脱却を加速するための対応策を検討する意欲を示した。

また、政府・日銀によるアコード(協定)締結などの日銀法改正を求める議論については「現状の中で日銀とは十分なコミュニケーションを取って対応していくということで基本とした方がよい。日銀の独立性もある。日銀も財政当局とは緊密に連絡を取り合っている。適時適切に対応してくれている」とした上で、「現現時点では十分、現行法の中で対応できる」と語った。

重大な関心、トレンド見て対応-為替相場

為替相場が足元で1ドル=80-81円台の円高水準にあることに対しては「日々の動きに対してコメントは控える」とし、「為替については重大な関心を持って注視しているが、日々、そのことで悲観したり、楽観したりしない」と表明。「トレンドを良く見て対応していきたい。日本経済に与える為替の影響は十分認識している。日銀も十分な関心を持って見ていると思う」と述べた。

一方で、欧州の政府債務危機の拡大阻止に向けたファイアーウォール(防火壁)の合意案について「一定の前進を見たのは明らかだ」とあらためて言明。国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化について今週から 各国と本格的な調整に入ったことを明らかにした上で、今月20日からワシントンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で日本の立場を表明する考えを示した。


→世界でみれば、中央銀行の独立性は政策手段のみです。政策目標は政府と共有です。