直近の世論調査について(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

直近の世論調査について(中川秀直)


下記の調査結果から次のことが読み解ける。

再度、野田政権は、政権瓦解の青木の法則適用となったことである。前回3月29日調査は、内閣支持率35・2%+次期衆院選の投票先18・8%=54・0であったが、今回4月5日調査では、内閣支持率が3・2ポイント減の32・0%、次期衆院選の投票先は4・8ポイント減の14・0%=46・0%となり、50%を再度割込んだからである。因みに、前々回の3月22日調査は、内閣支持率31・4%+次期衆院選投票先16・6%=48・0%であった。

同調査の2月2日の内閣支持率33・4%+次期衆院選投票先15・0%=48・4%と50%を割り込み、青木の法則の適用を受けて2カ月がたつ。政権瓦解のタイムリミットは3カ月であり、5月連休明け、法案の審議入り時期と重なる。

同調査の「あなたは、今後どんな政権の形に期待しますか」で「民主党政権。または民主を中心にした連立政権」は8・8%しかなく、これに「民主・自民の大連立政権」の16・4%を足しても25・2%であり、内閣支持率は30%を割り込み、25・2%まで下がり続けるだろう。

5月連休明けの審議入りから「政権瓦解」のときとなる。ここで自民党が話し合い増税路線に乗るのか、政策の旗印に「デフレ下の消費増税NO、デフレ脱却最優先」を対立軸として掲げ、民主党に政策転換を迫り、解散・総選挙に追い込むのか。決断のときである。
(4月9日記)


新報道2001の4月5日調査の結果が発表された。(カッコ内は前回3月29日調査)

【問1】 あなたは次の衆院選でどの党の候補に投票したいですか。

民主党14・0%(18・8) 自民党20・2%(21・6) 公明党3・4%(4・2) 共産党2・2%(2・4) 社民党0・6%(0・4) 国民新党0・2%(0・4) 新党日本0・4%(0・0) みんなの党5・0%(6・2) たちあがれ日本 0・0%(0・6) 新党改革0・0%(0・0) 新党きづな0・0%80・0) 新党大地・真民主0・0%(0・0) 無所属・その他4・6%(4・2) 棄権する4・4%(3・6)、 まだきめていない45・0%(37・6)

【問2】 あなたは野田内閣を支持しますか。

支持する32・0%(36・2) 支持しない61・8%(60・8) その他・わからない6・2%(4・0)

【問3】 北朝鮮は今月12日~16日の間、長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げを予告しています。これに対して、政府は対北朝鮮制裁措置を一年間延長することを決定しました。あなたはどう考えますか。

制裁を強化すべき90・0% 制裁を弱めるべき5・2% (その他・わからない)4・8%

【問4】 自民党や公明党は、国会で不適切な答弁を繰り返しているとして、田中防衛大臣に対する問責決議案を提出する方針です。あなたは、どう考えますか。

提出すべき61・4% 提出すべきではない28・8% その他・わからない)9・8%

【問5】 あなたは、今後どんな政権の形に期待しますか。

民主党政権。または民主を中心にした連立政権8・8%(13・4)
自民党政権。または自民を中心にした連立政権18・8%(19・2)
民主・自民の大連立政権16・4%(16・0)
既成政党が分裂・政界再編した新たな枠組みの政権26・2%(26・0)
第三極と言われる新党を中心にした政権21・0%(18・2)
その他・わからない8・8%(7・2)