官房長官、85円でもまだ超円高です。まだ超超円高が超円高になっただけで。(今1ドル=82年台) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

官房長官、85円でもまだ超円高です。まだ超超円高が超円高になっただけで。(今1ドル=82年台)

秘書です。
いま、1ドル=82円台。
官房長官、85円で一息入れられる会社はごく一部。しかも、デフレ解消できますか、財政再建できますか?
100円までいかないと・・・


「85円程度でないと持たない」=官房長官、対ドル水準に言及
時事通信 3月25日(日)19時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120325-00000070-jij-pol

 藤村修官房長官は25日、大阪府吹田市での講演で、円の対ドル相場に関し「85円くらいまでいかないと、日本の産業はなかなか持たない」と述べた。官房長官が、円相場の望ましい水準に言及するのは異例だ。
 藤村長官は、先に豊田章男トヨタ自動車社長から「(円高で)80円を下回ったら赤字だ。本当は85円ほしい」と聞いたと紹介した後、望ましい水準に触れた。「産業が空洞化し、雇用がなくなり、(経済が)沈滞化していくのを何とかしないといけない」とも語った。 


→長官、85円もまだ「超円高」ですよ。自動車工業会の見解では、100円切ったら円高だそうです。

四輪車国内需要1.9%増、為替市場はまだ「超円高」=自工会
ロイター 3月15日(木)11時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000036-reut-bus_all
[東京 15日 ロイター] 日本自動車工業会(自工会)は15日、2012年度(12年4月─13年3月)の四輪車国内需要が前年見込み比1.9%増の480万台になる見通しだと発表した。景気の先行きに懸念はあるが、エコカー補助金が需要を喚起する。

また、自工会の志賀俊之会長(日産自動車<7201.T>最高執行責任者)は同日開いた定例会見で、円高は一時に比べて緩和されてきたものの、足元の水準でも「超円高」だとの認識を示し、政府・日銀にさらなる円高の緩和に向けた対応を求めた。

1月に自工会が発表した12年暦年(1─12月)の国内需要は、前年比19.1%増の501万5500台と、11年に比べて約80万台増加する見通し。エコカー補助金効果で前半に需要が盛り上がるものの、後半に向けて補助金の原資がなくなる可能性がある。補助金切れ後は反動減も予想されることから年度ベースでは微増にとどまる。

志賀会長は、補助金終了後に国内生産が急激に落ち、日本経済の回復を減速させないためには、円高の緩和がさらに必要、と指摘。公平な為替レベルで輸出競争ができるようになり、生産を維持するシナリオになるのが一番いいと語った。

1ドル=80円を切る歴史的なドル安/円高は是正されてきたが、足元の1ドル=84円台という水準は、円安に戻ったというわけではない。志賀会長は「1ドル=100円を割り込んだあたりから円高。80円台だったら超円高で、70円台だったら超超円高。今は超超円高が超円高になったところ」と述べた。

<2年連続で前年比プラスも中長期的には「先細り」>

自工会は同日、12年度の需要見通しとともに、11年度の四輪車国内需要見通しも発表した。昨年9月発表の前回見通しは445万台としていたが、今回、前年比2.4%増の471万1000台に上方修正した。年度後半から生産が正常化し、受注残の解消が進んだ。各社の新型車投入やエコカー補助金の効果も奏功する。

11年度、12年度と2年連続で前年比プラスとなる見通しだが、5年連続の500万台割れとなる。13年度以降も500万台を回復することはなく、中長期的に先細りが続くとの声もある。

調査分析会社IHSオートモーティブの日本・韓国販売担当アナリスト、川野義昭氏は、エコカー補助金の復活などで12年の国内販売は増加するものの、上昇傾向は短期で終わるとみている。

川野氏は、日本経済の低成長に加え、少子高齢化という構造が障壁となり「13年以降の10年間は先細りが続く」と語った。今後2、3年は460万─470万台で推移し、その後「年6万台程度のペースで減っていく」という。

(ロイターニュース 杉山健太郎;編集 田中志保)*内容を追加します。